女子のからだのボク、あやめっち

ヤッキムン

第1話

中3になった時に、大阪の中学に転校になった。

中2の時は沖縄に住んでた。

大阪の家の、ボクの部屋に最初に入った瞬間、何か霊の存在するのを感じた。

夜、宿題も終わって寝てたら、急に体を優しく抱きしめられて愛撫されはじめた。顔にもキスされてるように思えた。

よくわからず、そのまま寝てた。

それから毎晩、そんな感じだった。


寝てたら、勝手に霊のほうから、そういうふうに、されるから、ボクからは、どうしていいものかわからなくて、数か月は、ずっと、そんな感じだった。


もともと、ちっちゃい頃から、女の子みたいな体だったけど、毎晩、霊に愛撫されてるうちに、ますます女の子っぽい、柔らかで、めっちゃ曲線的な可愛い体になっていった。

顔にもキスされてるうちに、女の子みたいな可愛い顔になっていった。


そして、日曜日に部屋にいても、めっちゃえっちな絵を描きたくなってくる。

だから、勉強してても、ノートに、つい、えっちな女の子の絵ばっかり描いてしまう。それから、女の子とボクとで、えっちしてるような絵をついつい描いてしまう。


何か月か経って、霊は女の子のように思えてきた。毎晩、ボクの体を抱きしめて愛撫して、顔にキスしてるのは、女の子の霊のように思えてきた。


えっちな絵も、もしかしたら、その女の子を描いているのかもしれないな~って思った。

その女の子とボクとで、毎晩えっちしてるのを、ボクは絵に描いてるのかもな~って思った。


どうも、その女の子は、芸術家のような感じする。

文章を書いてたりとか、絵を描いてたりとか、そういうことをしている女の子のような感じしてくる。


毎晩、その女の子に体を優しく抱きしめられて愛撫されて、顔にキスされているうちに、なんとなく、その女の子から、芸術論を語られているような気もしてくる。

なんとなく、その女の子は、ボクの芸術的な師匠のように思えてきた。

弟子のボクに対して、毎晩

「芸術に、もっと高い意識を持ちなさい」

って説いてくれてるように思える。

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