第21話 <性描写あり>茜先輩と海

 ついに茜先輩と海に行く日になった。

 僕は朝早く起きて、茜先輩とおそろいの水着を持って集合時間の午前9時に茜先輩との集合場所である最寄りの駅に着いた。

 すると、茜先輩は電話ボックスの前で待っていた。

そして僕が行くと、茜先輩は「おはよう!今日も楽しもうね」と言ったので、僕も「おはよう」と挨拶した。

 そして、僕たちは電車に乗った。

 電車の中はそこそこ人が乗っていたが、僕たちは席に座ることができた。

そして、電車に乗っている間は僕たちは周りの迷惑にならないようにスマホで動画を見ていた。

イヤホンも着けたが、イヤホンジャックが一つしかないので、一つのイヤホンを二人で分け合った。

 そして、動画を見ていると、あっという間に海水浴場の最寄り駅に着いた。

 僕たちは電車を降りて、残りは徒歩で海水浴場まで行った。

「千尋君、ここでもいい?」

茜先輩がさしていたのは、一つの建物だった。

「ここは何なの?」

「ここは、お金がかかるけど、あそこが管理しているきれいな海水浴場を使えるよ」

「しかも、ロッカーもあるし、一人510円で使えるよ」

「意外に安いね」

「まあ、ここら辺では一番安いからね」

「調べてたの?」

「もちろん」

「ありがとう」

 僕たちはそこの建物に行って、お金を支払った。

すると、手に付けるバンドを渡された。

「茜先輩、これ何のためかわかる?」

「これは、ここの敷地内をお金を払わずに使う人を見つけるためのものだよ」

「ありがとう」

 僕たちは建物2階の更衣室で着替えた。

 コインロッカーで100円かかったが、それは戻ってくるらしい。

 そして、僕は着替えると1階のロビーに行った。

そして、ロビーで少し待っていると、茜先輩もロビーまで来た。

「千尋君、水着似合ってるよ」

「ありがとう。あと、茜先輩も似合ってるよ」

「ありがとう」

ちなみに僕たちはもちろんこの前買ったおそろいの水着を着ていた。

そして、僕たちはロビーに置いてあった自由に使ってもいい日焼け止めを塗ってから海に行った。

 この時期は海は冷たくはなかった。

そして、泳いでいると、いきなり大きな波が来た。

僕はそれを避けることができなかった。しかも、水を少し飲んでしまった。

 そして海の水はしょっぱかった。

 僕は一度海から出て先ほどの受付付近にあった給水機で水を飲んだ。

 僕は海に戻って再び泳ぎ始めた。

 海で泳ぐ感覚はプールの時とは全然違うが、僕は海でもそこそこ泳げたる

 そして、午後1時頃になると、僕たちはお腹がすいてきたので、昼食を食べることにした。

 そして僕たちは更衣室の中から自分の財布を取って、近くの飲食店まで行った。

そこは、うどん屋だった。

 僕たちはそこでざるうどんを注文して、二人掛けのテーブル席で食べた。

ざるうどんを食べ終わると、僕たちは先ほどの建物の屋上に行って、少しの間ほかの人たちが泳いでいるのを眺めていた。

「千尋君、キスしてもいい?」

僕は少し戸惑ったが、僕は「しよう」と返した。

 そして、僕は近くにあった踏み台に乗って、茜先輩とキスをした。

茜先輩の唇は、海水とは違って、少し甘かった。また茜先輩の頬は、少し赤くなっていた。

 そして、僕たちは5分ほどこの体制を続けていた。

そして、キスが終わると、僕たちはまた海で泳ぎ始めた。

 そして、日が暮れてきた。

 僕たちも、もうそろそろ帰ることにした。

 僕たちは更衣室で着替えてから、外で合流した。

この時には手に付けていたバンドも返却していた。

 そして、帰りはバスで帰ることにした。

そのため、僕たちはバスターミナルに向かった。

 バスターミナルは混んでいたが、僕たちが乗ったバスは混んではいなかった。

 たまたま前輪のタイヤ上の二席が空いていたので僕たちはそこに座った。前の景色もきれいだった。

 しかし、そこの席は少し狭かった。

 そして、バスが出発した。きれいな海が少しずつ遠ざかっていった。

 そして、しばらく乗っていると、終点になった。ここは、私たちの家からそこそこ離れているが、何とか徒歩で移動できる距離だった。

 そして、僕たちはそこのバス停から二人であるき出した。

 そして、僕たちは途中で分かれた。僕はそこからは自分一人で歩いて帰った。

 家に着く頃には、もう夜遅くになっていた。

そして、スマホに一通の通知が入っていた。

「千尋君、今日は楽しかったよ」

僕はこのメッセージを見てうれしかった。

そして、僕は「こちらこそ楽しかったよ」と返信した。

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