第2話 めんごめんご
どうして魔女が下っ端の剣士である俺にこの任務を託したのかは分からない。
けれど、下っ端とはいえ、俺も剣士だ。
任務遂行は絶対。
しくじれば、蛙。
絶滅危惧種の、蛙。
いやまあ一瞬。刹那。蛙になってもいいかな~なんて錯乱したけど。
「いや~。めんごめんご。ほら~。わししか竹の
十歳未満になるなんて予想外だよね。
俺のおへそ辺りまでしかない身長で、ぷくぷくとした身体の竹職人が舌を出してウインクをする様を見た俺は、一度目に負けないくらい絶叫した。
やっぱり人間がいいです。
(2022.9.10)
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます