どこへ行こ
下駄を履いたらどこへ行こ
霧雨の降る千本松
下駄を履いたらどこへ行こ
雪のちらつく冬の浜
下駄を履いたらどこへ行こ
有無を言わせぬ寒椿
握り拳を誰彼突き上げ
あなたは一人になったのね
私の片手をひいたその手が
誰かに恐れを埋めるのね
かなしい かなしい
かなしいね
自分のために生きていたって
少しもバチは当たらないのよ
兄弟だろうが親子だろうが
あなたの人生はあなたのものよ
明け渡そうなどやめておくれよ
あなたはあなたを生きるべきだよ
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます