第7話今夜の酒は…

今夜は缶ビール350を1本飲んでから、焼酎のお茶割りを2杯飲んだ。

精神的に参っているので、今夜の酒はほろ苦かった。

明日は明日の風が吹くなんて事を言ってはいられないような気がしてならない。

心が疲れたら、僕は悪酔いする。

病気が発症する1年前から、人様に迷惑を掛けるような酔い方をした。

僕は、自分の取り扱いは解っている。

今夜は深酒してはいけないと。

中途半端に飲むと、鬱っぽくなるのも理解している。

早く寝たいが、今寝たら12時過ぎには目を覚ますだろうから、22時までは頑張って起きていよう。

明日は仕事探しはしない。

惨めになって行く自分を自分自身で受け止められない。

仕事探しは明後日から開始したい。

今は、精神安定剤を飲んで自分を見失わない事に徹する。

何て、酷い病気なんだ。手術で治る病気なら、いくらでも手術するが、この病気は薬と理解者と自身の行動しか頼れない。

今は、その自身の行動もコントロール出来ないでいる。

今夜は、飲むべきではなかった。

涙が溢れてくる。

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