第16話 商業ギルド
商業ギルドに入会した。年会費は前払いで、3年分、エメラルド1個は即、ギルドへ売却、代金は、口座が出来たので、そこへ入金で。
明日、もう1個持ってくるので、それは、次回のオークションに出品することにした。来月の予定だって。毎月一回、どこかの貴族領でオークションが開催されるらしい。ドラゴンの骨や鱗なんかもたまに出るんだって。
うちにももう1個、買い取らせて?って言うので、何が良い?
ダイヤが良いっていうので、じゃ、明日、ダイヤとエメラルドを各1個、持ってきますよ、今日はありがとう、っていって出てきた。
商業ギルドのメンバーカードは、口座の入出金もできるすぐれもののようだよ、年会費、取られる訳だね。
あの、宝石測定器、良いね。オークション用に、各商業ギルドに配備されているんだって、測定するところは、魔法で動いていたようなので、一応、じっと見て、鑑定しながら見ていたので、仕組みは複製できたんだけどね・・・
帰ってきて、早速、もう1個エメラルドを出して、前と同じ様に錬金してカットされた素石を作成、あの測定魔法を「宝石鑑定」って名にしたけど、それをやってみると、うん、確かに、先程と同じような表示が脳内、目の前に現れた。
600g、少し大きめで、相場価格は、金貨6000枚か、正しく動作しているな。
次に、ダイヤを錬金。こんどのカットは、いわゆるブリリアントカットだ。
これ、きらきら感が増すんだよね、複雑なカットだけど、錬金で、少し待つだけだしね。
出来上がりは、300gか、1500カラット? 相場価格、金貨6000枚+αって、どうやら、知らないブリリアントカットに値が付けられないようだな、これはオークションに出品か?
もう1個のダイヤを、エメラルドカットで仕上げた。
出来上がりは、250g 相場価格、金貨6000枚、だって・・・
金属インゴットは、それぞれ、1kgの小さいのを作る、金とミスリルくらい見せてあげようか。
時間もあるし、さて、服装だよ、単純に、簡単な服装で良いのかな? 旅人、商人、冒険者、僕は基本的に、持ち物は無しにできる、重いもの、大きいもの、何でも、関係ない、もう僕が「マジックバッグ」持ちだって周知させれば、単純!なんだけど・・
それで、この前作った、腕輪収納が便利かな?
聞かれたら、これ、古代遺跡で見つけた魔道具の収納の腕輪です、って。
最大懸念の絶対防御は、時空神の神指輪を常時はめているし、・・・
つまり、何も、服装にこだわる必要が無い、ってことだな。
考えるだけ、無駄だったな・・・
翌日も朝から商業ギルドへ、エメラルド1個を次回のオークションへ出品する手配をして、ダイヤの普通カットのものをギルドの買い取りで、金貨6000枚を口座へ入金して、ブリリアントカットのダイヤも、オークションに出品することにしたよ。
後のことはイナーバさんが手配してくれるようなので、エメラルドとダイヤを預けようか?って言ったら、滅相もないって、当日、持ってくれば良いらしい。
次回のオークションは、ここ、エドモンド・ギルド主催で、場所は伯爵邸のホールということだ。そのときにイナーバさんに預けてくれれば良い、と。もちろん僕は、立ち会う必要は無いと、ただ、他の品物を落札したければ、ギルドカードを見せて入れるって教えてもらえた。
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