第723話珍しく

今日は珍しく、一滴も酒を飲まずに帰宅した。

薬局に寄り、消化器内科の薬を受け取り、水曜日限定の農家さんの直売会があるから、寄ってみると、プチトマトがあったので買った。

すると、売り子のおばさんと娘が、

「お客様は、ご出身は鹿児島ですか?」

と、尋ねられたので、

「うん、そうだよ」

と、答えた。その女性のお母さんが鹿児島出身らしく、もう、2年も立ち寄るのに初めてプライベートな話しをした。

娘さんも、おばあちゃんと同じイントネーションで喋る僕に親しみを感じて、

「どれくらい、名古屋に住んでるんですか?」

と、聞くので、

「23年だよ」

と、答えた。お母さんは納得して、ウチの母も未だにイントネーションが鹿児島です。と笑っていた。


僕はイントネーションは直すべきだと思うが、この鹿児島なまりは中々ドギツく、タクシーでは行き先を間違えると嫌なので、標準語を喋るが、他は鹿児島なまりである。

だいぶ、直って来たのに2年前に母が名古屋市に引っ越ししたため、プライベートでは鹿児島弁。

店で話していると、僕らが外国人のような表情で見られる。


そげなやちゃあ、まこて、なまにっか。のさんど。げんねもないも、なかが!


本日の読み切りエッセイ、これまで!


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