第603話叔母さんの記憶よ永遠に

鹿児島の母のお義姉さんが、今日、すい臓ガンの為に亡くなった。

まだ、母と会ってないから何とも言えないが、母は先月、叔母さんがすい臓ガンであることを告げられて、毎日の様に心配の言葉を発していた。

叔母さんはとても優しくて、料理がとても上手く、僕が最初に鹿児島から出る数日前は、叔母さんの家で焼き肉をした記憶がある。

まだ、ばあちゃんも生きていた頃。

26年前の話だ。

去年まで、80代なのに叔父さんと農業をしており、米、ネギ、スイカを出荷していた。


だから、母は日曜日の県人会はキャンセルした。母の事を思うと会うのが心苦しいが、慰めてやろうと思う。

あの、優しい叔母さんがずっと健康だったのに、先月、すい臓ガンが見付かり、今日、亡くなった。

早かった。

帰宅途中、母のLINEで知った訃報。

今夜は、弔い酒だ。

僕は深い悲しみの中、鹿児島に母だけは帰郷出来るようにしてやりたいが、母は受け入れるだろうか?

銀行の金を下ろして渡すべきだろうか?

もちろん、香典と花輪代は渡すが。

これは、今夜、話し合おう。

叔母さん、ありがとうございました。どうか、天国でも美味しい料理を作って、ばあちゃんに食べさせてあげて下さい。

合掌。

令和5年6月8日

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