第570話大好きな作家はいなくなる
僕は色んな所で書いているが、田山憲幸氏と西村賢太氏の作品にハートをわしづかみされた。
田山氏はパチプロで作家。よく読んだのが「パチプロ日記」。単行本は「パチプロ泡沫記」。
兎に角、文章が純文学的で酒を飲んでいる時の表現は秀逸。パチンコの戦績だけではなく、ぱち屋に向かう際の情景描写が凄く面白かった。
読み初めて4年程経つと、田山氏は舌ガンで入院する。
順調に回復し、また、パチプロ生活と執筆に取り組んでいたのだが、舌ガンの再発。
田山氏は54歳の若さで亡くなった。
西村賢太氏は、「けがれなき酒のへど」を読んで、好きな作家となった。
「苦役列車」で芥川賞を受賞。その後、アマゾンで過去の作品の殆んどを買ってしまった。
田山氏の本もそうだが、好きな作家の小説は何度も繰り返し読んでしまう。
西村氏の作品の登場人物「北町寛太」の女性蔑視の表現、易怒性、最低な彼氏ぶりの表現が大好きであった。
まだ、購入していない本もあるので、明日はちょっと遠出して本を買いに行こうと思う。
だが、西村賢太氏も去年54歳の若さで亡くなる。心臓系の病気だった。
以上が僕の大好きな作家との別れである。
もっと、書いて欲しいがそれはもう出来ない。
そして、少なからず僕の文体の師匠のお二人なので、残した言葉は金言として、執筆活動の教訓にしています。
お二人とも、酒が大好きだった。
今夜も酔っぱらい、ふと思う所があり執筆した次第。
本日のオマケでした。
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