読者諸君は、夕顔をご存じだろうか？

朝顔は朝に咲き夕方にはしぼむ、昼顔は暑い日中に咲き、夕顔は名の通り夕方から咲き始める。

有名な源氏物語に出てくる夕顔は、あれはヒョウタンの花の意味だ。

昔はヒョウタンの花を夕顔を言っていたのだ。

だが、源氏物語では記憶が欠けているのだが、女性の名前ではなかっただろうか？

夕顔はウリ科の植物で、花言葉は「はかない恋」である。

花弁は白く、気持ちの良い芳香がする。

種は厚く硬いので、種にヤスリかつめ切りで傷付けて一晩水に浸けてふくらんだ種を蒔く。

よく、夕顔は初心者の方は苗を植えた方が良い。と書いてあるが、夕顔栽培歴20年なので僕は種から育てる。

去年はうっかり夕顔の事を失念していたので、今日、ホームセンターで10号鉢と行灯を買い求め、明日、蒔く。

そして、夏、夕顔の一輪をコップに飾り芳香を楽しみしている。

ブランクが10年あるが、園芸研究家なので問題ない。

今夜は早く寝よう。

本日の読み切りエッセイ、これまで！

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