第二話 "パルサゴの市にて"
~ あらすじ ~
故郷(行き倒れていたところを拾って貰ってそのまま住み着いた)のオアシス村にて、いけすかないキザ男に『完全なる吸血鬼になる為の儀式の贄』とされかけました。ギリ死んではいません。
これを解決するためには、オーレルムに伝わる秘宝のひとつ〈時の卵〉が必要であると長老のワリムから教えられて、それを探す為の旅に出ることに。
道中で商人のおっさんから謎の手鎚を託されました。詳細は分かりませんが、追っかけてきた謎の暗殺者くんがめっちゃ欲しがっていたので、割と大事なものなんじゃないかと思います。
それとおっさんが"黄金のキャラバン"という遺言を遺したので、これもなんか重大なヒントの予感がします。
ということで、まずはそのキャラバンとやらに会いにいってみましょう。
~ あらすじおわり ~
◇ 導入 ◇
ゼルガフォートを脱出したはいいものの、行く当てもなく冬の砂漠を彷徨うという自殺行為をせざるを得なくなったフィオラさん。
本編組は六人もいたので良かったですが、ソロの場合だと孤独感や絶望感も相まって、発狂しかねない極限状態ですね。
もっとも、こいつにとって一番辛いことは『自由に酒が飲めないこと』なんですが。
フィオラ:「とりあえず、人里を見つけるっきゃねーか……食いもんも無限にある訳じゃねえし」
そうしてとぼとぼと歩いていると、遠くに複数の馬車を発見する。
まずは近づいてみる。やべーやつだった場合の対応はその時考える。この人はそういう人です。
フィオラ:「うーっす。お前ら、いい人族か?それとも性根の腐った蛮族か?」
踊り子:「二極過ぎない?? 人族だよ。旅芸人なんだ、私達」
近づいてみると、女シャドウの踊り子・ベルファナに声をかけられた。やべーやつの雰囲気は漂っていない。一安心して警戒を解く。
フィオラ:「旅芸人か。あたしはフィオラ。黄金のキャラバンとかいうのに会いに行かなきゃいけねーんだけど、そいつらがどこにいるか知ってたりしねえか?」
ベルファナ:「黄金のキャラバンかぁ。それなら今は、カルザーラ塩原の南東あたりかな。途中までで良ければ一緒に行く?」
フィオラ:「よし来た。あ、金って払った方がいいか?」
ベルファナ:「ううん。でも、そうだな……この近くのパルサゴって街に一度寄って、そこで公演をやるつもりなんだ。それの手伝いをしてくれない?なにか芸ができるなら、舞台に立ってみてもいいよ!」
フィオラ:「芸。芸か。……樽ジョッキの一気飲みとかでいいか?」
ベルファナ:「……よし、芸を覚えるところから始めよっか!」
こうして無事に足を手に入れ、人里まで安全に移動することができた。
人生、サイオー・ホース。辛いことがあった分だけ良いこともありますね。
◇ 旅芸人一座の公演 ◇
数日後、パルサゴに到着。それからまた数日経って、公演の日がやって来た。
さて、フィオラさんには何ができそうかな……(チャレンジリストを確認する)
……まともに成功しそうなのは『舞踏』と『綱渡り』の二つかな。経験点を稼ぎたいので『裏方作業』は論外。
ということでダイスロール。(コロコロ)舞踏は成功。綱渡りは……成功するかどうか微妙(出目8要求)だな。今回の剣の恩寵はここで切ってしまうか(コロコロ)おい切った上で失敗するな(出目3)。
……まぁ仕方ないので、経験点とガメルを少しだけ頂いて閉幕とする。あまりよろしくない出だしだなぁ。
その後、天幕で就寝。……しようとしたら、ベルファナが血相を変えて駆け込んできた。
フィオラ:「どったん。この世の終わりみたいな顔して」
ベルファナ:「実は、市のほうで騒ぎが起こってて……珍しい動物や幻獣を扱ってるお店から、商品の生き物達が逃げ出しちゃったの」
フィオラ:「なるほど。つまり……力づくで連れ戻せってんだな。任せな、得意分野だぜ」
かくして、二つ返事で仕事を引き受け、市へと繰り出すことに。
フィオラ:「……でも、今真夜中だからな……一杯キメねーとやってらんねぇわ(〈蒸留酒〉をキメる)」
ベルファナ:「逆にそれで解決するんだ……ソレイユってよくわかんない……」
今更ですが、この『夜になると精神効果属性にどちゃくそ弱くなる』というパッシブ、吸血鬼相手にはとてつもない弱点になるのでは?
大丈夫かな。ニオくん絶対真夜中に仕掛けて来ると思うんだけど。
◇ 月夜の騒動 ◇
ほろ酔い気分で市へと繰り出す。招集に応じて集まっているのは、良くも悪くも荒くれ者のような連中ばかり。
……こいつも荒くれ者みたいなもんだったわ。仲間じゃん。
えらそうな男:「逃げ出したのは〔ハンマーヘッド〕だ。殺さずに捕獲するように」
ソロだし平目だしであまり意味はないが、一応魔物知識判定をしてみる。(コロコロ)(6ゾロ)めちゃくちゃご存知だった。なんだこの女。
フィオラ:「聞いたことあるぜ。頭がバカデカい、歩く岩みてーな奴か」
男:「あぁ。それを生きたまま捕獲してくれれば2400ガメル。殺してしまっても……まぁ、捕まえてくれさえすれば、半額の1200ガメルだ」
フィオラ:「なあに心配すんな。でけー奴ってのは、急所さえ殴られなきゃ死にはしないってもんよ」
つまり、胴体を滅多打ちにすればいいのである。
範囲攻撃をしなくてはいけない理由でもない限り、失敗の恐れは無いですね。
ということで、まずは現場チェック。逃げ出したハンマーヘッドくんの行方を追うために足跡追跡判定(コロコロ)失敗。ソレイユ特有の知力/Zeroがまあまあキツい。
フィオラ:「足跡……わっかんねぇな。ごちゃごちゃしすぎてら」
?:「あら……何かお探し?」
どうしたものかと悩んでいると、周囲の天幕と天幕の隙間から、赤い髪と瞳の少女が飛び出してきた。歳は十代半ばあたり、成人しているかしていないか。
……こんな時間に女の子が一人で出歩いてるの、冷静に考えると危険も危険ですね。パルサゴの治安がどれ程のものかは分かりませんが。
あるいは、彼女こそ何かしでかしているのかもしれません。
フィオラ:「おう。ハンマーヘッドっつー生き物がここから逃げ出したらしいんだけど。なんか知らねえ?」
少女:「ハンマーヘッド……それなら、あっちよ(自分がやって来た方を指差す)」
フィオラ:「おっ、サンキュー。……ところで嬢ちゃん、こんな時間に何して───あれ。もういねぇ」
……まぁ、今はハンマーヘッド探しを急ぐとしましょう。少女の指差した方向へと進軍。
すると───(危険感知判定:目標値14)(もちろん失敗)
?:『───ブオオオ!!』
フィオラ:「うおっ、なんだなんだ……あっやべぇ。ぶつかる───」
天幕の影から突っ込んできたハンマーヘッドに不意打ちをくらい、戦闘開始。
敵の先制攻撃は……(コロコロ)頭突きだけ命中、10点を喰らう。やるじゃん。
フィオラ:「っ、でぇ……随分やんちゃなペットだなぁオイ。躾はちゃんとしとけってんだ」
さて、こちらの反撃。まずはソレイユフラッシュこと〔輝く肉体〕で、胴体の動きを鈍らせる。そして《シャドウステップⅠ》で効果1(回避判定の振り直し)を宣言、【キャッツアイ】も発動。
安全を確保した状態で、〈シンプレート〉によるキック2発を胴体へ。(コロコロ)(威力表1ゾロ)なんなんだこの女。……一発しか当たらず、12ダメージ。
再び敵の攻撃。頭突きは回避成功、蹴りは……回避失敗、《シャドウステップⅠ》の効果でもう一度。(コロコロ)今度はセーフ。宣言しといてよかったね。
こちらの2手目、ここは確実に当てるために〈アイアンナックル〉でパンチをする。(コロコロ)(命中6ゾロ)マジでなんなんだこの女。
……なにはともあれ、5ダメージ。胴体のHPが0以下となり、駆けつけてくれた捕獲士の手によって無事に捕獲成功となった。
いやぁ、1ゾロが死因になりそうな予感がしますねこの女。雑魚死だけはせんといてくださいよ。
さて。無事に終わったので、さっさと報酬を貰って翌日に処理をすすめ……(セッションツールからゲームブックに視線を戻す)(「プラトーンの参戦!」と書かれた文字が目に入る)(完全に忘れてたし見落としてた)
ウルリサ:「我が神、テケルロコの名に誓って、すけだ───あれ。終わってる……」
ごめん、ウルリサちゃん。ソロでもここでの出番をあげられなかった。
◇ パルサゴの市 ◇
翌朝。なにやら旅芸人たちが昨夜の騒ぎについて噂をしているようだ。朝食をむさぼりつつ、聞き耳を立ててみる。(コロコロ)失敗。そんなことよりめしがうまい。
今日は特に予定も無いので、それなりに貯まった金で装備の調達を行うことにしよう。ベルファナにもそう伝えて、再び市へと向かう。
とりあえず……疲労度回復用の〈ヴィゴラスハーブ〉〈ヴィゴラスタブレット〉は仕入れておくか。どちらも2つずつ購入。〈バリアティヴポーション〉も良さげだな、これも2つ。
装備強化は……特に要らないか。強いて言うなら武器の必要筋力/威力を+3しておきたいが、魔法の武器に買い替えてからの方がいいだろう。
ひとまず、保険として〈ブラックベルト〉だけ買っておくことにする。たかが1点されど1点、生き残れる可能性は少しでも高いほうがいい。
後は……うーん、〈ヒーリングポーション+1〉もちょっとだけ買っておくか……まだ【ヒールスプレー】を使えるような財政状況ではないし。
よし。これで買い物はばっちり───
フィオラ:「おっさん、この〈酒の種〉の味は?」
雑貨屋おじさん:「おう。こいつぁこっから遠く北の東、マグノア草原国で採れる良質な小麦を使った、白麦酒の味さ。苦味が控えめだから、食い物と喧嘩しにくい。食いながら飲むなら、これで決まりだな」
フィオラ:「いいね、最高。10個くれ」
───いや、酒飲みとしての最重要アイテムを忘れていた。
これが無いと酒飲みRPは始まらねぇってもんよ。
◇ ウルリサの依頼 ◇
市をぶらりとしていると、途中でベルファナに呼び止められた。
ベルファナ:「あっ、いたいた。あなたに会わせたい人がいて、探してたんだ」
フィオラ:「あたしに?(ベルファナの隣に立っている少女に気がつく)……あん。お前、昨日の……」
ウルリサ:「そう。昨日のテケルロコ神官、ウルリサよ。あなた、黄金のキャラバンに用事があるのだとか」
ベルファナ:「ウルリサちゃんとはね、前にキャラバンで公演をした時に知り合ったんだ。で、市で偶然で出会ったの」
フィオラ:「そんでわざわざ会わせてくれたのか。サンキュー。……で。キャラバン、連れてってくれるのか?」
ウルリサ:「えぇ。ただし、条件があります」
話を聞いてみると、どうやら彼女、キャラバンの仲間であるゴールデングリフォンとやらの子供を探しているらしい。なんでも、密猟者に捕らわれてしまったのだとか。
それを探す手伝いをしてくれれば、キャラバンに紹介してあげるのもやぶさかではない、とのこと。
まぁ、何の手土産も持たずに頼み事をしに行くのも失礼というもの。ここはひとつ、手柄を上げておいた方が印象が良くなるはず。
フィオラ:「よし来た。で、そのグリフォンってのはどこに?」
ウルリサ:「それは……わからないわ。パルサゴに入るまでは、後をつけられていたんだけど……」
フィオラ:「じゃ、それを探すとこからか……そうだ。そういえば昨日、ハンマーヘッドを探してる時に、怪しい奴を見かけたんだけどよ───」
ウルリサ:「あぁ。それは多分、私の姉のサウリル。姉さんも一緒に、ゴールデングリフォンを探しているの」
ベルファナ:「あー、サウリルちゃんと言えば。昨日の夜、ハンマーヘッドを逃した犯人は、赤い髪の子だった!……なんて噂を、聞いたり聞かなかったり」
フィオラ:「マジかよ。そりゃハンマーヘッドの居場所知ってる訳だわ」
ウルリサ:「いや……多分、ハンマーヘッドを捕まえていた商人も、なんらかの関わりがあるんじゃないかしら。結果、脱走事件が起きたと」
フィオラ:「とんだ傍迷惑だなおい。……まいいや。なら、もっかい昨日の事件のとこでも行ってみるか」
ということで、ベルファナを一座に帰らせて、グリフォン探し(チャレンジ)が始まることに。
今度こそミスらんといてくださいよ。
挑戦項目は『隠密判定』『解除判定』を選択……あっ(ここで〈スカウト用ツール〉を買い忘れていたことに気がつく)まあいいや(コロコロ)成功したのでヨシ!
ところで、この解除判定って何してるんだろう……どこかに忍び込んで廃品回収(非合法)でもしてらっしゃった……?
ウルリサ:「───あっ、姉さん。」
フィオラ:「おん。……確かに、ありゃ昨日の赤毛ちゃんだ」
さておき、調査をしているとサウリルの姿を目撃する。
声をかけようとする前に、彼女は足早に、ひとつの天幕の中へと消えていってしまった。
ウルリサ:「情報交換もしたいし、合流してみましょう。いい?」
フィオラ:「いいぜ。……ところでよ。ここ、めっちゃ人気のない路地裏なんだけどさ」
ウルリサ:「……そうね。それが?」
フィオラ:「いや、こういう所に隠れ家がありまーすって感じするよなぁ、って───」
彼女を追って、入った天幕を覗き込んでみると。
サウリル:「───やっと見つけたわよ!その子は返してもらうわ!」
ドンピシャでここがその隠れ家でした。
ウルリサが指をさすその先には、薄汚い面の商人と荒くれ者。その背後には、檻に閉じ込められた小さなグリフォン。
薄汚い商人:「はっ……ガキ一人でのこのことやって来て、何かと思えば。痛い目に遭いたくなかったら、大人しく───」
フィオラ:「───帰らねんだなぁ。これが」
ウルリサ:「あっ、ちょっと……」
薄汚い商人:「なんだァ?てめェ……」
フィオラ:「いい歳したおじさんが、こんな小っちゃい子相手にメンチ切っちゃってさぁ。……ま、そういう野郎の方が、躊躇しなくて済むんで有難いけどな」
そして喧嘩の香りを感じ取った女、すかさずエントリー。
相手は碌でもない闇商人、遠慮をする必要が無いことは既に判明している。
フィオラ:「───じゃ、まずは大人しくなってもらおうか。尋問はその後でゆっくり、な」
数日前の暗殺者くん同様、地面と熱いキスを交わして頂くこととしよう───戦闘開始だ。
◇ 武装商人の正体 ◇
敵の配置は、前線に〔匪賊の雑兵〕と〔ハンマーヘッド〕が1体、後方に〔武装商人〕が1体。バトルギミックは『ハンマーヘッドの手綱』。
開始時は、ハンマーヘッドくんの手綱は雑兵が握っており、こいつを倒せばこちらが利用することもできるらしい。性能は……命中基本値が6、ダメージが2d+5。うーん、自分で蹴るか殴るかした方が強いか。火力の無いPCやMPを節約したい人向けかな。
それと、今回はプラトーンの存在を忘れないでおく。ウルリサは回復(【キュア・ウーンズ】もどき)を、サウリルは攻撃(こっちは【リープ・スラッシュ】もどき)を行なってくれる。
ポーションを買いはしたが、まあまあ高かったのであまり使いたくはない。遠慮なく専属ヒーラーとしてこき使っていこう。
先制判定、いちたりないで失敗。フィオラを前線、姉妹のプラトーンを後方に置き、敵が先に動く。雑兵がハンマーヘッドをけしかけてきたが、軽くいなした。武装商人はバリケードを設営して終了。
こちらの手番、ハンマーヘッドは……姉妹に手綱を握っておいてもらえばいいか。そのために、まずは雑兵を蹴り飛ばす。(コロコロ)1撃目がクリティカルして、ぴったり20点。本当にこの女の出目極端だな。
そして姉妹を前線に移動させ、手綱を握ってもらう。これで横槍を入れられることはなくなった。
フィオラ:「おいおい、一撃でダウンとは情けねぇな。……アンタは、ちょっとは堪えてくれよな?」
商人?:「くそ……やむを得んな。本気を、出すとしよう(突如膨張する肉体)」
フィオラ:「おっと───なるほど、噂に聞いたオーガ種って奴か。いいね、ようやく殺り甲斐のある奴と出会えたぜ」
しかし追い詰められた商人、ここで変身。奴はレッサーオーガだったのだ。
精神抵抗力が皆無のフィオラにとって、魔法使いはとことん苦手な相手であるが……まぁ、プラトーン姉妹もいるしなんとかなるだろう。
商人改め、レッサーオーガの反撃。フィオラへ【リープ・スラッシュ】を行使。
やはり抵抗することはできなかったが、ダメージは9点で済んだ。これならウルリサに治してもらえる範囲だ。
こちらの二手目、まずはソレイユフラッシュ。怯んだところへキックを2発(コロコロ)(威力表1ゾロ)あのさぁ……1発だけ当たって、9点。
プラトーンにはウルリサの【癒し】を使ってもらい、手番終了。再びレッサーオーガの【リープ・スラッシュ】、それへの抵抗。(コロコロ)(6ゾロ)この女【グレイテストフォーチュン】でも使ってるんか??
その後も、ダメージを受ける→【癒し】で回復、の流れを繰り返し、5ラウンド目にて撃破完了。とどめはサウリルの【断空魔法】によるものだった。
……というか、フィオラが攻撃を外しすぎたのでやむを得ずそうした。どうして三回連続でパンチが外れるんですかね……
不安だなぁこの旅。
◇ 結末 ◇
無事にオーガをぶちのめしたところで、早速死体チェック。すると、なにか文章が書かれた紙を一枚手に入れた。言語は汎用蛮族語だろうか。
フィオラ:「お前らどっちか、これ読めねぇ?」
サウリル:「どれどれ。……これは……命令書みたいね。ヤミアデミアとかいうディアボロの魔女が、この子を人質にして、交渉をするつもりだったみたい」
フィオラ:「交渉?」
サウリル:「えぇ。"ヌイ・アッシャールの遺産"の在処を、私達黄金のキャラバンが知っている……そう確信しているみたいね」
フィオラ:「ぬいあ……なんて?……ま、多分あたしにゃ関係ねーな」
その辺の話は関係のある人にお任せして、一先ずはグリフォンを解放する。
これで無事に任務完了、ついでに騒ぎを聞きつけてやってきた兵士から、蛮族討伐の報酬として3000ガメルを頂いた。うまあじ。
先程の戦いで、命中力の補強を急いだ方がいいと分かったので、この金で〈宗匠の腕輪〉でも買っておくか。
サウリル:「それで……あなた、黄金のキャラバンに用があるんですってね。私達も、後はこの子を連れて帰るだけだし、よかったら一緒に来る?」
フィオラ:「おう、最初からそのつもりだったぜ。しばらくよろしく頼むわ」
何はともあれ、キャラバンとのコネを手に入れることができた。
軽く買い物を済ませ、街を出立。章が終わったので、成長処理も行なおう。
能力値成長は5ゾロで知力を強制された。ちなみに1話でも強制された。
技能成長は……とりあえずスカウトを上げるか。知力ボーナスも上がったので、これで観察判定パッケージの達成値が+2された。910点ほど余っているが、特に上げたい技能が無いのでここは温存しておく。
買い物は、〈宗匠の腕輪〉を購入・装備。それと、忘れないうちに〈スカウト用ツール〉も。回復のための〈救難草〉と〈魔香草〉も3本ずつ仕入れておく。
後は……〈白炎玉〉でも買っておくか。デモンズラインの時はソーサラーを取っていたので【ライト】を使えたが、今回はその予定が無い。万が一、暗闇の中で戦闘しなければいけなくなった時や、水中でも使える光源として、持っておいて損はあるまい。
準備を終えたところで、今回はここまで。次回、キャラバン本隊と合流……できるのかな。
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