4月の僕へ

春は出会いと別れの季節

年を経るごとに別ればかりが増えていく

いつまでもそばにいてくれるなんて

都合のいいこと考えてない

ただこの別れはもっと先にあるものと信じてた


春の終わりまで泣き腫らし

花粉の季節だねなんてまともぶって


新しい年、あなたのいない年

年賀状を書く手が震えてペンを置いた

震えが止まったら出せるかな

あなたが残していった宝物

掻き集めて執着してる僕の心も取り残されたまま


春の終わりまで泣き腫らし

花粉の季節だねなんてまともぶって

いつか来る僕の終わりも

先延ばして良かったなんて笑いたい

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