僕らがいた夏

いつかの夏の景色

希望を歌にして雲を吹き飛ばし見えた青空

昨日のことのよう


打ちのめされ

膝を付き

けれど力強く吠えた煌めく横顔

心臓が跳ねた


誰の姿も見えない、嵐の中だって

響く歌声が僕を導く


いつかの夏の景色

希望を歌にして雲を吹き飛ばし見えた夕焼け

今日も見た夢


汗ばむ額

雑に拭い

がむしゃらに空に手を伸ばす

今、燃え尽きたって構わない


足が千切れたって、腕がもげたって

今を生きる

希望だけは放さない


いつかの夏の景色

希望を歌にして雲を吹き飛ばし見えた青空

昨日のことのよう


いつかの夏の景色

希望を歌にして雲を突き抜けて見える虹

未来で待ってる

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る