第6話 捜索隊の闇

ウォーリーはまだドアの前で待っていた。

「……1時間くらい待ってんだけど」

また中から聞こえる声を聞いてみると。

「あーーーーーーーーーー!!!!!!こ、これは!!!!!!ウォーリーさんの×××だ!!!!!!」

「ハァァァァァァァァァ??????」

「………触っちゃって良いよね!!!!!!うん、掃除してたって言えば良いんだ。ああ…ああ、……ああ❤️」

「おいやめろぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ」

いきなりドアが叩かれたため、掃除担当はびっくりした。

「ええ、なんだ⁉︎………業務妨害かな?ならいいか」

掃除担当はそう思うと、その×××を頭にかぶった。

「ああ、ああ……、ああ、ああ!!!!」

「………(これ大丈夫なの?全年齢対象で大丈夫なのか?)」















ラリーは本拠地のエントランスに入ると、アリーナに声をかけた。

「おいアリーナ。俺を5階へ送ってくれ」

「……あ…………、は、………はい………」

アリーナはエレベーターを開いた。








その頃新人たちは。

「…行ったみたいだな」

「おうレイ、お前の言った通りあいつ、俺たちを見捨ててったぜ」

「さてと、俺たちも社内に戻ろうか」

「まだベテランの奴ら気づいてないみてえだな」

「ふっ、アホな奴らだ」

レイはサソリにタイヤがついたような姿をしている。

「さあお前ら乗れ」

「サンキュー」

レイは仲間を乗せると、走り去っていった。その様子を遠くから見ていたベテランたちは。

「おい新人が逃げるぞ!!!!!!」

「だ〜い〜じょ〜う〜ぶ〜。あ〜い〜つ〜ら〜の〜す〜き〜に〜は〜で〜き〜な〜い〜か〜ら〜」

「どういうことだ?」

「ま〜あ〜ま〜あ〜、ちょ〜っ〜と〜つ〜い〜て〜き〜て〜よ〜」

捜索隊の闇が深すぎる。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る