第3話 『有閑貴族エリオットの幽雅な事件簿』(オレンジ文庫)
こんばんは。
雪の香り。です。
本日は『有閑貴族エリオットの幽雅な事件簿』という小説の感想をつづりたいと思います。
主人公は幽霊を見ることのできる青年貴族エリオット。
準主役にエリオットのボーイで助手のコニー。
この二人が幽霊がらみの謎を解いていく物語りです。
コニーはサーカス出身で、自分のことを人形だと思っている美少年。他にもエリオットと双子のような従姉の美女とか常識人の親友とか魅力的なキャラクターが登場します。
私は主人公のエリオットよりもコニーがお気に入りです。
コニーの身の上は悲しく切ないですが、エリオットにこれから鍛えられて、自分自身の力で幸せをつかみに行けるようになればいいなと思います。
そしてエピソードの中で気になったのが「棺桶の中で生き返った人が生存を知らせるベル」というもの。ベル付きの棺桶はこの物語の創作なのか、それとも本当にあったのか。気になる。
ネタバレになるのであまり謎については明かせないのですが、どのエピソードも切なかったり悲しかったりするものの魅力的でしたよ。
私は二巻まで読みましたが、この先コニーは独り立ちできるのかなとかいろいろ気になりましたね。
キャラクターもストーリーも魅力的だったので、読んで損はないと思います。
おすすめです!
おわり
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