伝説は蘇る
『怠惰』
そう言われても致し方ない。
ごろり。と狭い自室で横になり、時たま、タバコを吹かす。
後は、今この時を、誤魔化す為に、口に含む酒。
酩酊、夢、指先で触れたはずの『なにか』
まだか?
起き上がり、軽く、軽く、跳ねる。
身体の回復は目覚ましい。
心。もはや、重たくて仕方ない。
「出来る」口に出す。
「まだ、動ける」殊更に。
長期休暇の代償は、掛け持ち先、その3社の内、
実に2社から、事実上の解雇を言い渡される事だった。
無数のカード、ズラリと並べられた無数の、
『引けよ』『それが』『望みだろ?』
引くさ。待ってたんだよ。
さぁ蘇れ、伝説。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます