千夏と真冬のワイワイエックスラジオ!【祝放送五百回!!】
なめがたしをみ
祝放送五百回目!今日も楽しくラジオ始まるよ!!
『千夏と!』
「真冬の!」
『「ワイワイエックスラジオ~」』
『さて、始まりましたワイワイエックスラジオですが! なんと今日で放送五百回目です!』
「まさかこんなに続くなんて夢にも思わなかったね」
『最初なんてiPhoneで録音して投稿してたもんね。ノイズ入りまくりだし私たちも話すの下手すぎて恥ずかしくてもう聞けないよ』
「私もー」
『今はこんな立派なスタジオ借りて生放送できるようになって本当に聞いてくれてるリスナーさんのおかげでここまで来れました!』
「ありがとー」
『それで記念すべき今日のコーナーは?』
「皆から寄せられたぶっちゃけ質問コーナーでーす」
『ひゃー! どんな質問来るか今からドキドキするね!』
「それでは一つ目! 千夏と真冬さんは幼稚園からの同級生と聞きましたが今まで喧嘩などしたことはありますか? ハンドルネーム二人ともだいだいだい好きさんからのお便りです」
『喧嘩かぁ? したことあったっけ?』
「んー……高校生の時に一回なかったっけ?」
『そうだっけ? 思い出せないなぁ……私が思い出せないのでなしっ! 喧嘩なんかしません! ずっと仲良し! じゃあ次っ!』
「お二人に彼氏はいますか? ハンドルネーム千夏さんを待ち受けにしてますさん」
『おっ! 待ち受けありがとう! この前インスタに載せた水着の写真かな? 彼氏はいませーん! 万年彼氏募集中です!』
「私もいません」
『真冬はいつも奥手だからねー男の人と話してる所見たことないもん』
「そうだね。じゃあ次の質問行きます。千夏さん、高校の時に寝取った真冬さんの彼氏とは今も付き合ってるんですか? ハンドルネーム千夏ふざけんなさんからです」
『え?』
「次の質問行きます。千夏さん、私の財布から現金が毎回なくなっているんですがあんたですよね? 中学生の時からずっと盗んでますよね。最初からばれてましたよ。ハンドルネーム千夏金返せさんからです」
『待ってよ……これ生放送なのわかってるの? 聞いてる皆さん嘘ですからね。全部真冬の嘘です。真冬もう止めよ。そういうの』
「次の質問行きます」
『真冬っ!』
「うるさい。黙れ。次の質問行きます。千夏さん、高校同級生何人もいじめて不登校にさせてましたよね。ハンドルネームあの時に無理やり援交させてた舞ちゃん。死にましたよさんからです」
『ふざけんなよお前っ! 好き勝手話して!』
「次の質問行きます」
『もう終わり! 放送終わりにして!』
「ソフトも準備も全部私に任せてたあんたは終わらせ方も分からないでしょうね。嫌だったらスタジオから出てけば? 次の質問が最後の質問です。千夏さんの住所と電話番号を教えてください。ハンドルネーム各SNSに全部載せておきましたさんからでした」
『え……』
「それでは皆さん、また次のワイワイエックスラジオでお会いしましょう。お相手はアバズレ千夏と真冬でした」
□
「っていう放送やればバズると思わない?」
『真冬……性格悪すぎない?』
「そうかなぁ? ウケると思うよ? ポップなタイトルの中に狂気が含まれてて」
『いらない! 絶対いらない要素だよ!』
「ちぇー……」
『ほらっ、アホな話ししてないで本番気合い入れていこっ!』
「うぃーす」
『千夏と!』
「真冬の!」
『「ワイワイエックスラジオ~」』
fin
千夏と真冬のワイワイエックスラジオ!【祝放送五百回!!】 なめがたしをみ @sanatorium1014
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
カクヨムを、もっと楽しもう
カクヨムにユーザー登録すると、この小説を他の読者へ★やレビューでおすすめできます。気になる小説や作者の更新チェックに便利なフォロー機能もお試しください。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
この小説のタグ
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます