第6話 初めての魔法!シールド!
「今日はもう帰ります!お疲れ様でした!」
朱音さん凄い速さで帰っていった
「どうしたんだろ朱音ちゃん、顔色悪かったし体調悪かったのかな?」
「しん…ぱい…」
独り暮らし計画は失敗に終わった
まさかエルフボディに抱きつき頭の中幸せでいっぱいにして判断力を鈍らせ一緒に暮らすという言葉を引き出しその流れで家に連れていかれるとは……
頭がまだフワフワしてる
「つか、れた…」
「疲れたの?お昼寝する?」
「うん…」
「私も少し横になろうかな」
もう普通に抱くじゃん…
警戒してたはずなのにエルフボディちょろすぎじゃん…
「ね……う…」
「可愛いなぁ」
〜神様ワールド〜
「こんなに何回も会いに来てくれるなんて、まさか儂のこと好きなの?」
「微妙…」
「その反応1番傷つく…」
やっぱりこの神様は暇なんだろうな1時間だけって言いつつ今日だけで3時間ぐらい過ごしてるもん
「この身体…つかれ、やすい」
「それも時期になれるじゃろ、それに魔力まだ完全に回復しきってないからの今は7割ぐらいじゃな」
「そう、なんだ…」
「……」
「……」
なんだこの無言の時間
別に来たくて来たわけじゃないし寝たら来ちゃっただけなんだから用ないなら帰して?
「暇じゃから魔法の勉強するかの」
「りょう…かい!」
神様がすごい真面目な顔に!
「魔法の失敗は命に関わるからおふざけは無しじゃ、まずは魔法を使う上で大事な3つのことを教えるぞ!」
「はい…!」
神は指を1本ずつたてて言う
「1つ目、魔法の発動は絶対に焦るな
魔法はイメージが全てじゃから焦って考えが頭の中でまとまらないと上手く発動しないどころか全く別物の魔法になることがあるからの」
エルフボディの臆病さはパニックになりかける為危険そうだ
「2つ目、魔法を使う時は守る事を考えろ
絶対に相手を害することを考えて攻撃系の魔法を使ってはダメだ、力とは恐ろしい物だ、邪な理由で使うのに慣れてはいかん攻撃用の魔法は存在するが守るために攻撃するなど頭の中で理由をつけろ」
………本物か?
「最後じゃ、魔力にのまれるな
強力な魔法を使えば使うほど心は澱むこれは殆どの世界の共通点じゃ、具体的にどうなってしまうかは神達の定めたルールで言えないがの、ただ言えるのは近くにいる者達に目を向けよ失いたくなければな」
神様……
「尚このセリフを言うときは深刻な顔をしながら言うといい」
「は?」
は?
「あ、やべ読んじゃいけないとこまで読んじゃった」
おいおいふざけんなよ、めちゃくちゃカッコよくて見直したと思ったのによセリフ考えてたんかい!
「うそ、ついた…?」
「いやいや、嘘じゃないぞ?注意は本当じゃただこのセリフは『偉大に見える神様セリフ集』に乗ってて言ってみたかっただけなんじゃ、許しておくれ…」
また出て来たよ偉大に見える神様シリーズ何冊あるんだろ?
「まほう、つかう……」
「そうじゃな!最初に使う魔法のおすすめは結界系統のシールド類がおすすめじゃぞ」
「シールド類?」
ドサ!
え?本落ちて来た
「現世だと頭から直接情報が出てくるんじゃが折角だから本で読みながらやった方がわかりやすいと思っての」
んーと、『結界系統シールド入門』
まんまな名前だ
「分からないことがあれば質問してくれ、それまで儂仕事しとるから」
「うん…ありがと」
ごめんね神様暇だろって決めつけて
神様無双!スリー!
なんかゲームつけたときみたいな音してるんだけどまぁ良いや
結界系統
主に自身の身を守ったり相手を閉じ込めたりする事を目的とする魔法です
自分の身を守る魔法、シールド類
相手を閉じ込める魔法、束縛類
望む効果を持つ結界を作る魔法、変換類
この3つに分けられます
この本では自分の身を守る魔法シールド類について学んでいきましょう
シールド類は基本詠唱を必要としません
シールド類に分類される魔法は主に2つです、指定した空間に魔力で作った壁を召喚する魔法と身体や服に魔力を纏わせ鎧のようにする魔法です
習得の仕方は様々ですが最初は自身の体の前に強度関係なく透明な壁を作るイメージで展開徐々に強度を上げていきましょう!
ワンポイント・強度を上げる練習は魔力で透明な球体を作って更に魔力を球体が大きくならないようにこめよう
「やって、みよう……!」
〜神様〜
いやぁ、一時はどうなるかと思ったがなんとか撃退成功じゃわい難易度最高は流石に難しいのぉ
リースたん調子はどうかな〜?
「むむむ」
ほっほっほ、なかなか頑張っとるな強度はゼリー並で大きさもまだまだじゃが筋はいいのぉ!
普通なら魔力が見えるようになるまで時間かかるからの
いつか自動戦闘モードの機能は外す予定じゃし魔法の習得が早いのはいいことじゃ
それにしても儂の最高傑作が動いてるのを見ることができるのは最高じゃわい
「あ……」
集中が切れてしまったようじゃ落ち込んでる顔も可愛いのぉ!
「かみ…さま」
「どうしたんリースたん!分からないことでもあったのかの?」
「そのかお…集中で、きない」
「どうゆうことじゃ儂はいつも通りじゃぞ」
あ、ジト目素晴らしい!
「にやにやして、きもち、わるい……」
解せぬ…………
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