役者には向いていなかったみたいだ
ソノハナルーナ(お休み中)
第0話 あらすじと登場人物
おい、栗太!
顔は良いが、演技はド下手の俳優である栗太。
彼は元々アイドル練習生だったが、デビューする直前にアイドルには致命的なダンスが覚えられず、最後までダンスを覚えきることができずデビュー組から外されてしまったのだ。事務所はそんな彼を不憫に思い、俳優という道を用意した。そんな彼の俳優人生は茨の道だった。
顔が良いだけで来た俳優へのオファーに答えようとするたびに、栗太へのセリフはどんどん少なくなっていった。そんな彼に挽回のチャンスをくれたドラマが『悲しい日』だった。
それが彼の人生をもっと辛くさせるものだとは思わなかった。
栗太、一体どうなる?!
栗太 25歳
顔は良いが、演技が下手。
ダンスは出来ない、歌には自信あり。
頭は良いが、よく天然と言われる。
ただ演技が下手すぎて芸能界では嫌われている。栗太を起用したがらない。
↑ 慕っていた
橋部よる 25歳
笑顔が特徴。演技は憑依型で自分を保てなくて困っている。
アイドルグループ『TOP LOT』
街灯君 24歳
友人の1人
練習生の頃、ダンスを教えてもらうかわりに歌を教えていた。
映画界の重鎮であり監督
園部完介(ソノベカンスケ)56歳
主にドキュメンタリーを作っている。
主な作品
『別れの日』
『枯渇した音』
園部完介が初めてクラウドファンディングで作ることになったドキュメンタリー映画が、栗太主演の作品だった。
栗太と園部完介がタッグを組んだドキュメンタリー『おい、栗太!』が上映され、様々なところからオファーが来ることになる。
これは、栗太の映画撮影までの記録である。
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