第十四話:破壊を退治する創造の剣 後編

チャプタ―1

「モグラ。絶が何処へ行ったのか、理解るか?」

「たぶん、幕張メッセだ。」

「何で、知っているんだ?」

「俺のビットをなめるなよ。」

俺は、アークトマホークマークⅡに乗って、幕張メッセへ向かった。

チャプタ―2

ここは、幕張メッセである。

そこで、絶は、スマホで誰かと話をしていた。

「くそっ。繋がらない。」

「クククッ。荒廃 絶か。」

その声は、首領と呼ばれている謎の人物であった。

って、あれ? 確か、激先輩が、二人の正義の味方と協力して倒したはず・・・。

「もう、手段がありません。」

「ならば、遺跡を道連れにするのだ。」

「仰せのままに。」

絶は、スマホをへし折った。

「俺も、とうとうおしまいか。まあ、良い。この世界もろとも消し去ってくれる。フハハハーッ。」

絶は、笑い過ぎて、むせた。

チャプタ―3

俺は、幕張メッセへ辿り着いた。

「気を付けてな。」

「ああ。いつも、済まない。行って来る。創造神覚醒。フルアーク。」

俺は、真・アーク刑事 激フルアークフォームに変身してから、

奥へと進んで行った。

チャプタ―4

俺は、幕張メッセの内部の中心部へ辿り着いた。

「絶。もう、その恐魔丸は、捨てろ。」

「今さら、捨てられるものか。一刀両断対決といこうではないか。」

絶は、ファシストになったまま、恐魔丸に全エネルギーを幻衝力に変えて、

溜め始めた。

「説得不可能か。仕方ないな。」

俺は、真・アークブレスのRIDERとRANGERとPRECUREとULTRAとARKとFRIENDを選択し、入力した。

真・アークブレスの音声:ライダー、レンジャー、プリキュア、ウルトラ、アーク。

               フレンドシップアーク。

「恐魔丸獄刹一掃。」

「アークジャスティスパワービクトリィー。」

絶と俺は、互いを一刀両断した。

「ウワーッ。くっ。」

俺は、どうにか助かった。

「その程度か。止めだ。」

チャプタ―5

その時、絶は、人間に戻った。

俺は、恐魔丸をいつの間にか、斬り裂いていたからだ。

「み、見事だ。真の正義の味方よ。」

絶は、大爆発して、消滅した。

その光景を見た俺は、言葉が出て来なかった。

チャプタ―6

俺は、署へ辿り着いた。

そこには、巳桜と恭が居た。

「遺跡。よく戻って来れたね。」

「無事で何よりだ。フライドポテトとウーロン茶を買っておいたぜ。」

「ありがとう。遠慮なく頂く。」

チャプタ―7

だが、そのフライドポテトは、異常なほど、しょっぱかった。

「(何だ、この塩加減は?)」

俺は、途中で食べるのを止めた。

「遺跡。どうかしたのか?」

「いや、何でもない。」

「このポテト。ん? ウワーッ。」

巳桜は、恭を追い掛けまわした。

「やれやれ。」

チャプタ―8

最終回で、一時間ぐらいも使ってしまったな。

悪い悪い。

でも、ピンチの連続だったぜ。

まっ、何とかなったけどな。俺のこのコーナー、もう終わりか。

それじゃ、また、いつか逢えると

良いな。以上。司会は、湖台 遺跡でした。

真・アーク刑事 激のアークライトニングカタルシスは、

御覧の提供でお送りしました。

チャプタ―9

ここは、今は、使われていない駅の商店街である。

首領は、奥のフロアーでコーヒーを飲んでいた。

「クククッ。あいつが、もうすぐ、目覚める。銀河型巨大獣帝「フラッディア」がな。 フハハハーッ。」

首領は、腹を抱えて、大声で笑った。

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る