事件簿7:アーク刑事 激 任務完了

チャプター1

俺は、署で支度をしていた。

「これで、準備万端。明一。美佐。課長。裂。師匠。刹奈。行って来るぜ。」

俺は、パトガーに乗って走り出してから、地図を広げた。

「ここからだと、このルートか。」

俺は、パトガーを空中モードにしてから、その場所へ向かった。

チャプタ―2

その頃、鈴と雷は、癒着の大群と戦い続けていた。

「あの大群の次は、これか。」

「キエーレキラーの人達は、居ないの?」

「いや、足りないのさ。そりゃーっ。」

「雷。あの術、使える?」

「さあな。でも、やってみるぜ。」

「はーっ。速幻衝。技幻衝。」

雷は、秒単位より一兆倍速く、癒着に拳やチョップや蹴りを決めて行った。

「キエーッ。」

チャプタ―3

俺は、空中から建物を探していた。

そこへ、癒着の大群がやって来た。

「ウワーッ。また、あいつらか。」

俺は、落下していくパトガーから飛び降りて、変身せずに、アークブラスターで癒着の大群を

一掃した。

「シュート。」

「キエーッ。」

チャプタ―4

着地した場所は、日本武道館であった。

「パトガーも駄目になったか。」

俺は、とりあえず、中へ入った。

そこは、キマイレルスだらけになっていた。

「キエーッ。」

「何だ、このキマイレルスの数は? 創造神覚醒。」

俺は、アーク刑事 激に変身した。

俺は、ブレードギラーを構えた。

キマイレルスの大群は、ブレスを吐き出した。

「ウワーッ。でも、ここで負ける訳には、行かないぜ。斬幻衝。おりゃーっ。」

俺は、キマイレルスを次々と一刀両断しながら、奥へと進んで行った。

やがて、俺は、ステージへ辿り着いた。

チャプタ―5

そこには、幻衝怪「ハゴロモ」が居た。

「クククッ。キマイレルス達よ。もっと。」

「もっと、やれってか?」

「うん。そういう事って、げっ。」

「クアトルモード。」

俺は、クアトルモードになった。

「アークソリッドオメガ。」

俺は、アークソリッドオメガを構えてから、飛び上がった。

「アークフリーズオーバー。」

俺は、ハゴロモを狙撃した。

「ギャーッ。もう、止められないぞ。」

ハゴロモは、砕け散って消え去った。

そして、癒着の大群は、幻衝怪の大群に一瞬にして戻った。

「召幻衝。アークトマホーク。」

チャプタ―6

俺は、召喚したアークトマホークに乗って、地図に記された場所へ向かった。

三十分後、俺は、そこへ辿り着いた。

そこは、寺と神社と協会が混在しているような建物だった。

そこから、一人の僧侶がやって来た。

その僧侶の姿は、坊主と神主と牧師が合わさったような服装をしていて、サングラスをかけていた。

「あなたが、月虹 激さんですね。雷から聞いております。どうぞ、こちらへ。」

俺は、とりあえず、ついて行った。

チャプタ―7

しばらく進むと、そこには、絵が飾られていた。

右に釈迦、中央に九尾、左にキリスト、下にトンネルといった絵だ。

「何だ、この絵は? トンネル?」

僧侶は、いつの間にか居なくなっていた。

そして、出入り口も消えていた。

「先に進めという事らしいな。行くぜ。」

俺は、絵のトンネルへ向かって、全力で走って行った。

チャプタ―8

すると、ニュークリアー大首領が居る異次元へ辿り着いた。

「もう、戻れないらしいな。」

俺は、とりあえず、進んでみた。

チャプタ―9

すると、そこへ、幻衝怪「垢なめ」がやって来た。

「き、貴様は、月虹 激。」

「ああ。いくぜ。創造神覚醒。」

俺は、アーク刑事 激に変身した。

「や、やっぱり、止めておく。」

垢なめは、自爆して消え去った。

俺は、ニュークリアー大首領を発見した。

チャプタ―10

「ニュークリアー大首領。そこまでだ。」

「な、何者だ?」

「破壊を斬り裂く創造の剣。幻衝怪退治課。アーク刑事 激。ニュークリアー大首領。

 お前を逮捕する。」

「クククッ。掛ったな。喰らえ。幻幻衝。ニュークリアー。」

ニュークリアー大首領は、消滅を想像して術を放った。

「ウワーッ。もう、駄目なのか?」

俺は、気絶して倒れた。

ニュークリアー大首領は、地球へ向かった。

チャプタ―11

五時間後。俺は、何故か署で目を覚ました。

そこには、美佐と明一が居た。

「激。やっと、気が付いたんだね。」

「激。あの時は、ああするしかなかったんや。済まん。許してや。」

「気にしてはいないさ。行って来る。」

俺は、アークトマホークに乗って、ニュークリアー大首領の居る場所へ向かった。

チャプタ―12

「でかいな。どうすれば、良いんだ?」

しばらくすると、そこへ、黄金色に輝くアークテリオン達が空からやって来た。

「激。約束どおり、戻って来たぞ。」

「桁違いに強くなったぜ。」

「また、逢えたね。うれしい。」

「パワーアップした俺達の力を使って、この世界を救うぞ。」

「理解っているさ。そんな事は。いくぜ。アークモード。合幻衝。」

俺は、アークテリオン達を合体させた。

「完成。創造神ゴッドブラフアーク。」

チャプタ―13

「何だ、その姿は? はーっ。」

ニュークリアー大首領は、両手から、破壊の波動を放った。

だが、俺達には、全く通じなかった。

「お、おのれ。喰らえ。フレアビッグバン。消えてしまえ。」

ニュークリアー大首領は、隕石空中爆発を想像して術を放ったが、やはり、通じなかった。

「な、何故、私の術や技が効かぬ?」

「破壊の波動は、何も残らない。破壊し尽くす考えしかないお前には、理解らないだろうな。

 見せてやるぜ。これが、秩序の力だ。アークブラフインペリアルクエーサー。」

ゴッドブラフアークは、無数の光の剣を出現させて、全ての力と共に放ちまくった。

「な、何という力だ? 私の全エネルギーが消えていく。ヌオワーッ。」

チャプタ―14

ニュークリアー大首領は、一体の幻衝兵を召喚してから、乗り移った。

「フハハハーッ。これで、また。」

「そうは、させるか。とおーっ。」

俺は、ゴッドブラフアークから飛び降りた。

「創造神覚醒。はーっ。」

俺は、アーク刑事 激に変身した。

「き、貴様。な、何者だ?」

「破壊を斬り裂く創造の剣。幻衝怪退治課 アーク刑事 激。ニュークリアー大首領。

 お前を逮捕する。」

俺は、手帳を開いて見せた。

チャプタ―15

「テンども、やってしまえ。」

ニュークリアー大首領は、十体ものテンを召喚した。

「キエーッ。」

「アークマグナム。シュート。」

俺は、テン達を狙撃した。

「キエーッ。」

「喰らえ。幻衝光線。フハハハーッ。」

「アークソード。反幻衝。アークリフレクト。」

俺は、幻衝光線を跳ね返しつつ、アークブラスターで狙撃した。

「ウワーッ。こしゃくな。速幻衝。」

ニュークリアー大首領は、説明出来ない程、素早くなって、破壊の波動を両手から放った。

「ウワーッ。速幻衝。技幻衝。」

俺も説明出来ない程、素早くなってから、拳やチョップや蹴りを次々と決めていった。

そして、俺とニュークリアー大首領のパワーは、大爆発した。

「ヌオワーッ。」

「ウワーッ。」

チャプタ―16

「け、消してくれる。幻幻衝。ニュークリアー。はーっ。」

「ブレードギラー。はーっ。」

俺は、ブレードギラーを構えたまま、強行突破した。

「何っ? 何なんだ、貴様は?」

「それは、言えねえな。ブレードギラーブラフフェニックス。」

俺は、不死鳥に姿を変えて、ニュークリアー大首領を貫通し突破した。

「ヌッ。クククッ。ヌオワーッ。パンデミフィスト。斬幻衝。シュトライトブレイク。」

ニュークリアー大首領は、俺を斬り裂いた。

「ちっ。これくらい。アークオブフレア。」

俺は、ニュークリアー大首領を斬りまくってから、アークソードを突き刺して、幻衝力を放った。

「ウワーッ。」

「アークバルカン。」

俺は、アークバルカンを構えた。

「アークライトニング。」

俺は、ニュークリアー大首領を狙撃した。

「ヌオワーッ。」

「は、破壊以外の力は、信じないぞ。全てをもう少しで、消去出来たものをーーーーっ。」

ニュークリアー大首領は、爆発して消え去った。

チャプタ―17

すると、上空に、ニュークリアー大首領の本体が出現した。

そこへ、明一と美佐がやって来た。

「激。あの物体は、一体、何なんや?」

「ニュークリアー大首領の本体さ。」

「それで、どうするの?」

「俺に任せておけ。脚幻衝。はーっ。」

チャプタ―18

俺は、飛び上がって、一回転してから、蹴りをニュークリアーのコアに決めて、

コアの中へと入った。

「お前も滅ぼしてやろう。」

「滅びるのは、ニュークリアー大首領。お前だけだ。ブレードギラー。」

チャプタ―19

俺は、ブレードギラーを構えた。

「さあ、私と共に消えてくれ。」

「それだけは、出来ない依頼だな。アークプロミネンスクラッシャー。」

俺は、幻衝力と気と魔力を一気に炸裂させて解放した。

「破壊の波動だけしか信じられぬ。こ、これが、秩序の力か。何故、私だけが滅びる    のだ?

 破壊こそ、真の願いではなかったのか? 我だけが消滅するとは。秩序とは、何なのだーっ。」

俺は、ニュークリアー大首領の本体にハグをした。

「何も怖くない。俺には、理解らないが、友情くらいなら、理解るさ。そのパワーを

 お前にも、分けてやるぜ。」

俺は、友情の力をニュークリアー大首領に分けた。

「私は、何という愚かな考えを。アーク刑事 激。ありがとう。」

ニュークリアー大首領は、大爆発して、完全に消滅した。

すると、幻衝怪の大群も一瞬にして消え去った。

そして・・・。

エピローグ チャプター1

俺は、成田空港に来ていた。

雷を見送る為に。

「激。無茶だけはするなよ。」

「心配するなって。」

「どうしようもなくなったら、ここへ電話かメールをしろよ。」

「理解った。もうそろそろ出る頃だぞ。」

「じゃあな、激。無茶だけはするなよ。」

雷は、自分の国へ帰国した。

チャプタ―2

その頃、鈴は、今までの事件のデータをまとめていた。

「こんなに大きな事件だったのね。」

天衣と烈香は、鈴の助手となった。

「鈴さん。このファイルは?」

「そこの机の引き出しに入れておいて。」

「お昼、買って来たよ。」

「それじゃ、休憩。さてと・・・。」

チャプタ―3

ここは、署である。

「激は、何処へ行ったんや?」

「行って来るとしか、メモに書いてないから、きっと、いつか戻って来るはずよ。」

「それもそうやな。」

チャプタ―4

俺は、アークトマホークに乗りながら、旅をしていた。

「激。次は、何処へ行く?」

「何処でも良いさ。任せるぜ。」

「へっ。いつもの激らしいぜ。それじゃ、日本一周から始めてみるか?」

「ああ。良いぜ。」

「俺は、この事件を忘れる事はない。変な事件が多かったけどな。」

俺は、巡回しながら、何処かへと去って行った。

それじゃ、また、いつの日か。

           ―アーク刑事 激 第五章 完―

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