ファイル9:アークマシーン

チャプター1

ここは、レイドの研究室である。

ちなみに、レイドの研究室は、東京湾の中にあるそうだ。

「って、バラすな。あれ? 気のせいか。さてと、どうやって、激の武器を集めるかだ。

 幻衝怪でも居ればな。」

そこへ、車輪の幻衝怪「輪入道」がやって来た。

「レイド。俺に任せてくれ。俺が自爆した時がチャンスだ。」

「ああ。任せたぞ。輪入道。」

輪入道は、消えるように去って行った。

チャプター2

その頃、俺は、パトガーに乗って、空中から、柏市を巡回していた。

「幻衝怪が現れたのは、この辺りのはず。」

俺は、パトガーを着陸させた。

すると、そこへ輪入道がやって来た。

「激。お前に倒されてやる。さあ、来い。」

「来いって、そいつは、無理だな。街も自然も破壊していないお前にか?」

「し、仕方ない。テンF、やっぱ止めた。」

召喚されたテンF達は、ずっこけて、空の彼方へ去って行った。

「何がしたいんだ?」

「仕方ねえ。俺が、あのビルを。」

輪入道は、車輪を投げて、ビルから落下していく人達を助けた。

「やっぱり、倒せないな。じゃあな。」

「ま、待て。銀行を襲ってやる。」

輪入道は、銀行強盗を捕まえた。

「はい、どうぞ。じゃなかった。」

「あ、あのな。犯罪をする気は?」

「あ、ある。道連れだ。爆幻衝。」

輪入道は、自爆した。

「ウワーッ。痛ててーっ。」

チャプター3

そこへ、レイドがやって来た。

「クククッ。激。お前の武器を頂く。」

レイドは、俺の武器を盗んでから、消えるように去って行った。

レイドは、研究室へ戻ると、アークマシーンを作り始めた。

チャプター4

レイドは、三時間後、アークマシーンを完成させた。

「クククッ。遂に完成したぞ。行け。アークマシーン。街を破壊するのだ。」

「ギギーッ。」

アークマシーンは、九十九里浜に上陸してから、アークパルサーを放った。

「ウワーッ。キャーッ。」

俺は、その光景を目にして驚いた。

「何だ、あの兵器は? 行ってみるか。アークトマホーク。」

俺は、召喚したアークトマホークに乗って、アークマシーンの元へ向かった。

チャプター5

「あいつは、何て言う奴だ?」

「レイドが作ったアークマシーンだ。激。奴のコアを見つけろ。それさえ壊せば、奴は、

 大爆発して消滅する。」

「俺の武器は、どうなる?」

「安心しろ。奴を倒せば、手元に戻る。」

チャプター6

俺は、アークマシーンの元へ辿り着いた。

「あいつが、アークマシーンか。いくぜ。」

「ギギーッ。」

アークマシーンは、アークエッジを投げ飛ばした。

「ウワーッ。爪は、アークフィストか。」

アークマシーンは、アークランサーを振り回して、辺り一面を斬り裂いた。

「ウワーッ。キャーッ。」

「ウワーッ。ちっ。もうすぐ、東金か。」

アークマシーンは、アークブラスターで街中を狙撃した。

「ウワーッ。キャーッ。」

「雷幻衝。水幻衝。はーっ。」

俺は、雷と水を同時に想像して術を放った。

「ギギーッ。」

アークマシーンは、アークガトリングを構えたまま、八街市へ入った。

チャプター7

「どうすれば、停められるんだ?」

アークマシーンは、街中を狙撃した。

「ウワーッ。キャーッ。」

「ウワーッ。いい加減に停まりやがれ。脚幻衝。」

俺は、一回転してフルパワーの蹴りを決めようとしたが、アークフィストで防がれた。

「何て奴だ? 全幻衝。」

俺は、大宇宙を想像して術を放った。

「ギギーッ。カウントスタート。五。」

アークマシーンは、若葉区へ入って、アークキャノンで、街中を狙撃した。

「ウワーッ。キャーッ。」

「あの野郎。どうすれば?」

アークマシーンは、緑区へ入ってから、アークランチャーで街中を狙撃した。

「ウワーッ。キャーッ。」

「ウワーッ。武器さえあれば。」

チャプター8

その時、俺は、アークソードを発見した。

「アークソードか。良い物を見つけたぜ。」

アークマシーンは、市原市へ入った。

俺は、アークマシーンの右手に飛び乗った。

「返してもらうぜ。せーの。おりゃーっ。」

俺は、アークソードを取り戻した。

アークマシーンは、アークソリッドで、街中を狙撃した。

「ウワーッ。キャーッ。」

アークマシーンは、袖ケ浦市に入った。

チャプター9

「そろそろ停まってもらうぞ。斬幻衝。アークヒールブレイク。」

俺は、アークマシーンを一刀両断したが、アークマシーンは、それでも、形を崩さずに、

アークフィストで、俺を斬り裂いた。

「ウワーッ。コアか。何処に?」

アークマシーンは、アークマグナムで街中を狙撃した。

「ウワーッ。キャーッ。」

アークマシーンは、木更津市へ入った。

チャプター10

「もうすぐ、東京湾か。いくぜ。拳幻衝。」

俺は、アークマシーンのコアにフルパワーの拳を決めた。

「ギギーッ。」

アークマシーンは、カウントを一気に0にして、全ての武器を構えた。

「アーククリアーデリート。」

アークマシーンは、街中を狙撃した。

「ウワーッ。キャーッ。」

「ウワーッ。停まれって。くっ。」

アークマシーンは、君津市へ入った。

チャプター11

「何処まで、行くつもりだ? 何なら、ここで停めてやる。アークオブフレア。」

俺は、アークマシーンを斬りまくってから、幻衝力と気と魔力を同時に剣先から放った。

「ギギーッ。」

アークマシーンは、ブレードギラーを構えて、振り回して、街中を斬り裂いた。

「ウワーッ。キャーッ。」

「何をしても無駄なのか? くそっ。」

アークマシーンは、富津市へ入った。

チャプター12

「停めてやる。おりゃーっ。」

俺は、アークソードを持ったまま、空中に飛び上がってから、落下しつつ、アークマシーンを

一刀両断した。

「ギギーッ。システムダウン。アークマシーンハ、クジョサレマシタ。アークマシーンハ

 アークソードデバラバラ二ナッタ。」

アークマシーンは、大爆発して消え去った。

「ウワーッ。キャーッ。」

「何て威力だ。ウワーッ。」

俺は、白井市まで吹っ飛んだ。

チャプター13

「痛ててーっ。それにしても凄い奴だったな。何で、こんな場所まで?」

そこには、巨大化した輪入道が居て、街中を破壊していた。

「ウワーッ。キャーッ。」

「召幻衝。アークテリオン。」

俺は、召喚したアークテリオンに飛び乗った。

「アークモード。」

俺は、アークテリオンを人型に変形させた。

「アークフリート見参。」

チャプター14

「激。いくぜ。炎幻衝。はーっ。」

輪入道は、炎を想像して術を放った。

「ウワーッ。結構強いな。」

「激。次の技が来るぞ。」

「アークファング。いくぜ。」

アークフリートは、アークファングを装着して構えた。

「クククッ。そんな物で勝つつもりか? 転幻衝。走幻衝。はーっ。」

輪入道は、車輪に姿を変えて突撃して来た。

「拳幻衝。アークセイントドライブ。」

アークフリートは、輪入道に拳を決めた。

「ギャーッ。」

輪入道は、爆発して消え去った。

チャプター15

その頃、却は、不気味に笑っていた。

「クククッ。これで、世界は、パニックだ。後は、破壊するのみ。株の違法操作で多くの企業を

 消してやったぞ。復讐は、これから。フハハハーッ。」

レイドは、寒気を感じた。

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