ファイル3:剣の罠

チャプター1

俺は、滅について調べていた。

「壊恐 滅。裁いたのは、魔獣 剣と虐非 壊と極酷 却。剣って、あいつか。」

そこへ、明一と美佐がやって来た。

「また、滅について調べとんのか?」

「ああ。滅は、この三人が作ったと言ってもおかしくはない。」

「一人づつ調べた方が良さそうね。」

「魔獣 剣か。世界一危険な物理兵器と世界一危険な薬を作った事で有名。だが、

 逮捕されず。どういう事だ?」

「どう考えても、圧力しかあらへんな。」

「それは、言えるわね。でも、どうして、そんな事を?」

「調べて来る。またな。」

俺は、パトガーに乗って、空中から国会図書館へ向かった。

チャプター2

俺は、パトガーを降りて、中へと入った。

「何処にもなさそうだな。」

その時、俺は、隠し扉を見つけた。

そこへ、烈香がやって来た。

「激。そこは、立ち入り禁止だよ。」

「何処で、誰に許可をもらえば?」

「うーん。難しいかな。ちょっと待って。無理かな?」

烈香は、鈴に電話をした。

「烈香? そこって、うん、理解った。激に代わって。」

「鈴。何か知らないか?」

「剣って人に聞いてみたら?」

「理解った。それで、名字は?」

「魔獣よ。じゃあ、切るね。」

鈴は、電話を切った。

チャプター3

そこへ、剣がやって来た。

「ここに入っても良いぞ。」

「良いんですか? それじゃ。」

俺は、剣について行った。

チャプター4

中へ入ると、扉は消えた。

「あった。ここには、極秘データのみか。」

俺は、ある書物を発見した。

「壊恐 滅。判決。有罪。罰則無し。何だ、これは?」

俺には、理解不能だった。

「まさか、滅は、この事が原因で?」

そこへ、剣がやって来た。

「良く理解ったな。ほめてやろう。だが、ここからは、出られんぞ。」

「何っ? どうりで扉が消えた訳だ。」

チャプター5

そこへ、山彦がやって来た。

「ケケケッ。俺を倒してみろ。反幻衝。」

山彦は、反射のバリアを張った。

「それなら、アークソード。」

俺は、アークソードを構えた。

「ケケケッ。風幻衝。」

山彦は、風を想像して術を放った。

「ウワーッ。斬幻衝。はーっ。」

山彦は、余裕で回避した。

「ケケケッ。その程度か。それなら、これでどうだ? 幻衝力。はーっ。」

山彦は、幻衝力を放った。

「ウワーッ。一回で決めるしかないな。アークソリッド。」

俺は、アークソリッドを構えた。

「アークフリージング。」

俺は、山彦を狙撃した。

「反射しても無駄なのねーっ。」

山彦は、砕け散って消え去った。

チャプター6

俺は、恩賜公園まで吹っ飛んだ。

「痛ててっ。何で、こんな場所まで?」

そこへ、美佐がやって来た。

「巨大化した幻衝怪が。」

「理解った。それで、何処に居る?」

山彦は、レイドの力により、蘇生し巨大化して、八潮市で街を破壊していた。

「ケケケッ。風幻衝。はーっ。」

「ウワーッ。キャーッ。」

チャプター7

俺は、パトガーに乗って、そこへ辿り着いてから、山彦の元へ向かった。

「召幻衝。アークオーディン。」

俺は、重装甲のアークフリートとアークジラフを召喚して飛び乗った。

「山彦。観念するんだ。」

「ケケケッ。反幻衝。はーっ。」

山彦は、反射のバリアを全ての建物に張った。

「何がしたいんだ、お前は?」

「幻衝術は、使えないぞ。どうする?」

「それなら、物理にするのみさ。斬幻衝。アークルーンランサー。」

アークオーディンは、アークジャべリンを振り回して、山彦を一刀両断した。

「跳ね返したかったぜ。ヌワーッ。」

山彦は、爆発して消え去った。

チャプター8

その頃、明一は、剣を追っていた。

「そこまでや、魔獣 剣。逮捕したる。」

「それは、どうかな? 邪幻衝。」

剣は、邪気を想像して術を放った。

「ウワーッ。まさか、幻衝師?」

「良く理解ったな。今回は、見逃してやる。激にこう伝えろ。駒沢公園で待っていると。」

剣は、消えるように去って行った。

チャプター9

「何なんや、あいつは?」

俺は、腰を抜かした明一を見つけた。

「明一。どうした、何があった?」

「ま、魔獣 剣が駒沢公園で、激。お前の事を待っとると。」

「理解った。ありがとうな、明一。」

「激。奴は、普通やない。気を付けや。」

「気にするな。それくらい、理解っている。」

俺は、アークトマホークに乗って、駒沢公園へ向かった。

チャプター10

ここは、却のアジトである。

「剣。もうそろそろ、激を始末しても良いのではないか?」

「却様。理解っております。全力で奴を消して御覧に入れましょう。」

「楽しみにしているぞ。クククッ。」

却は、キエーレ剤を腕に注射した。

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