第12話

いよいよ文化祭開始のオープニングだ!

この高校の体育館は建て直しもあったことにより結構広い。バスケットコート四面分ぐらいだろうか。

オープニングは体育館のステージで行われ、いろんな人やグループが応募して、計10個のグループが出し物をすることになっているらしい



「じゃあ俺たち準備行ってくるわ」

「僕たちオープニングで出し物があるので楽しみにしといてくださいね」


どうやら二人はオープニングに出るようだ


「へぇ、楽しみにしとくわ!」



文化祭のオープニングでは文化部の開催挨拶でスタートする。

俺は三日目にピアノを演奏する予定なので他の人たちが何をするか楽しみだな。



ステージ側から三年生、二年生、一年生、保護者や他校の見に来た学生用の席が並べられ、端の方に先生たちの席が並べられている。



「めっちゃ緊張してきたー」

「これが最後の文化祭だから思い出作らないと!」

「演劇は俺たちが優勝だな!」

「歌の練習、最後に今日できないかな?」

「セロハンテープがないから買ってきて!」



どうやら全クラスの生徒が集まったようだ。



『ご来場の皆様、開催の合図がありますので、お静かにお願いします。また、ケータイ電話をお持ちの方は電源を切ってお待ちください。』



とうとう始まるぞ!


「皆様お集まり頂きありがとうございます。それでは我が校の文化祭を開催いたします。」


「「「「「「「フォーー」」」」」」」」


「最初にかわいい女性3名によるダンスです。どうぞ」


文化祭が始まった!






すでに四つのグループがダンスや歌、漫才なんかを披露して会場を盛り上げていた。


「続いては、イケメン男性四人、我が校のアイドルによる歌とダンスです。どうぞ」



勇輝と遥がいるぞ!

出し物ってダンスと歌だったんだ!

てか、この曲って俺たち『BULE NIGHT』の『春風(はるかぜ)』じゃん!外から見るとこんな感じなんだなあ。


「勇輝君カッコいいー!」

「遥君こっち向いてー!」


すげーな!

もう、アイドルじゃん!

俺たちのいいライバルになりそうだな!




「以上で文化祭のオープニングの全プログラムを終了いたします。最後に校長先生の話です」


めちゃくちゃ面白かったな!

早く勇輝や遥に感想伝えたいな!


「三年生にとってはこれが最後の文化祭です。

ぜひ思い出に残る過去最高の文化祭にしてください。そして、一、二年生は先輩の姿から色々なことを学んでください。それでは文化祭楽しんでいきま…」



「怜ちゃん!佐藤先生すごくいい方だわ!文句なく合格よ!」

「怜!羨ましいぞ、ちくしょー」





「「「「「「「「「は?」」」」」」」」」

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