第2話

「さあ!今日はライブの打ち上げよ!いっぱい飲むわよー!乾杯!」

「「「「乾杯」」」」

「何よ、ライブの時ぐらい声出しなさいよー!かんぱーい!!」

「「「「かんぱーい!」」」」


乾杯の音頭を取ったのは齋藤 真希(さいとう まき)さん、アイドルグループ『BULE NIGHT』のマネジャーさんである。


「それにしても、やっぱりイケメンを四人も侍らせて飲む酒は最高ね!」

「そっすか…」

「ほら宮ちゃんも飲んで!」

「いや、お酒はさすがに」

「バカ真希姉!俺たちは未成年だから酒は飲めねーよ!」

「うるさい歩夢!せっかくイケメンと酒飲めるんだから楽しまないと損でしょ!」

「今日はおめーが楽しむための飲み会じゃねーんだよ!」

「はあ?」


また喧嘩が始まってしまった。いつものことだから今さら俺たち三人は気にしないが。

真希さんと喧嘩中の男は齋藤 歩夢(さいとう あゆむ)この二人は、いとこである。あゆむは俺たち『BLUE NIGHT』のリーダーでツッコミ役である。最近はドラマにもでるようになっいる。俳優を目指しているのだろうか?頑張ってほしいな。

宮ちゃんでおなじみ彼の名前は、宮本 浩貴(みやもと ひろたか)話が上手で笑いを取るのがうまい!最近バラエティー番組によく出演してお笑い芸人の方とスタジオをよく盛り上げているのをテレビで見る。俺もちょっと出てみたいなあと思っているが恥ずかしくて言い出せないんだよなぁ


「あー、もうー、舞くん!かわいいー、結婚してー」

「いや、あの」

「えー、顔真っ赤じゃん、かわいいー!」

「いや、ほんとに」

「ねえ、結婚して」

「え!?、えっと、その」

「お願い」

バンッ

「いったー!何すんのよ」

「舞に絡むのやめろ!ばか!」

「女に手あげるなんて最低!」

「おめーの方が最低だろーが!俺たちの打ち上げぶち壊しやがって、このバカが!」

「ねー、舞くん、あゆむがいじめてくるー」

「だから絡むのやめろって!」

「まあまあ、あゆむもその辺にして、真希さんも舞に絡むの禁止」

「えー、宮ちゃんまでー」

ナイス!宮ちゃん!

顔を真っ赤にしてうつむいてる舞にすかさず俺もフォローに回る


「大丈夫だったか?」

「あ!、うん、ちょっとびっくりしちゃったけど大丈夫だよ!ありがと怜くん」

「そっか、あんま気にすんなよ、あの人酔っ払ってるだけだし」

「うん!」

「かわいい」

「え?」

「ううん、いやいや、何でもないよ」

「そう?」

こいつは渡辺 舞(わたなべ まい)とてもかわいい顔立ちと低身長が相まってものすごく保護欲がそそられる、このグループで一番危険な人物だ。本気で間違いを犯しそうになる!まじでヤバい!

そして得意なことが料理と裁縫という女子力もしっかり兼ね備えている、ぶっちゃけ俺が結婚したい!



こんなメンバーで俺たち『BLUE NIGHT』は活動している、俺たちならきっとトップアイドルまで昇りつめることができるはずだ


「もう、お酒飲めにゃ〜い」

グー、グー

「おい、寝るなバカ!結局、酔い潰れやがった。どうする?もうお開きにするか?」

「そうしよっか、真希さんも俺たちのためにすごく頑張ってくれてたんだろうし、俺も今日すごく楽しかったから」

「週末俺らだけで打ち上げやり直すか?」

「それなら僕の家でやらない?泊まりで」

「「「舞の家で?いいのか?」」」

「すごい!ハモった!…フフフッ、家族には僕から言っとくから」

「なら週末、舞の家で打ち上げやり直しで」

「「「オッケー」」」

「じゃあ今日は「「「「おつかれ〜」」」」






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