第3話:穏やかな月
「レイ、お昼ご飯食べよっか」
私の言った言葉を聞いたレイ様は、パァーと笑顔になり、うん!と首を縦に振り頷いた。俺はレイ様の本当の親じゃないけれど大切な存在だとは思っている、だってこの方は我ら月の民の希望の人だから。私は、仲間を呼んでレイ様のご飯を作るように頼んだ、いつまでこの穏やかな日々がおくれるか私は心の中で心配していた。太陽の民が我らの居場所を突き止めてレイ様を奪われたら私達の希望は無くなる。何故ならレイ様は2つの指輪の本に出てきた月の王になるはずだった太陽の王の弟君ルナ様の御子息なのだから、きっと太陽の民は我ら月の民を探しているだろう、もし見つかればレイ様はきっと…殺される。もしも、見つかってしまった時は俺の命に変えてもレイ様を守り抜いてみせる。
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