第2部 犬猿の仲の泡瀬さんと混沌と欲望渦巻く体育祭編
第1章 体育祭準備編
第20話 体育祭が始まります〜ウチの学校結構ガチっぽいわ〜
「1人静かに読書。これぞ、至福」
一昨日は、本当に疲れたが土曜日を挟み少し体力を回復でき、今は日曜日を堪能中である。俺が読書をしているとスマホがピコンと鳴った。
スマホを開いてみてみると澪からラインが来ていた。
『明日から、体育祭の練習が始まるね〜。
めっちゃ楽しみだね。頑張ろうね( ´ ▽ ` )』
『おお、そうだったな。頑張れよ』
体育祭など完全に忘れてしまっていたが、澪にとっては重要だったらしい。…まぁ、あいつ運動大好きの体力化け物オバケだからな。
殴っただけで、地面凹ませるくらいだし。
ピコン また、スマホが鳴った。また、澪からだ。
『てっちゃんも頑張るんだよ!( *`ω´)
体育祭は団体戦』
『頑張るは頑張るけど、運動系は分野じゃないんだよなぁ。そっちは、澪に任せたい』
『ノンノン、1人でも抜き身の人がいたら勝てないのですわ。お分りでセバスチャン?』
『誰がセバスチャンだ。誰が』
『じゃあ、とりにぃって呼べばいい?』
『…それだけはやめてくれ』
『えー、でも昨日ユノちゃんがそうやって』
『その呼び方だけは本当にやめてくれ』
その呼び方に関しても色々事情があるんだよ。ってか、ユノに関しては語り出すと1日終わるので説明するのが難しいのだ。
しかも、なんか内容ファンタジーすぎるから嘘に聞こえるし。…いや、本当にあったことなんだけどな。
ユノとの出会いと仲良くなるまでのエピソードは本当にあったファンタジーな話なんだよ。…正直、俺もあの話をするとトラウマが蘇るので話したくないのが本音だけど。
『分かったよ、俺が出来る全力で頑張るからとりにぃだけはやめてくれ』
『了解です。٩( ᐛ )و』
『了解してない顔文字で不安しかない!!』
『了解です。(( _ _ ))..zzzZZ」
『眠って記憶飛んでそうで不安しかない!』
『了解しませんでした。d( ̄  ̄)』
『了解してないときにだけ、了解したの送るな! つまり、とりにぃって呼ぶってことじゃないか!』
『٩( ᐛ )و』
『分かんないフリすんな!』
『٩( ᐛ )و』
『ウゼエェェェ』
『ブッハッハ、冗談だからそんな切れないでよ。じゃあ、明日から頑張ろうね』
『おう』
『٩( ᐛ )و』
『やっぱ、ウゼエェェェ』
『じゃあ、またいつか会う日まで』
『明日、普通に会うだろ?』
『٩( ᐛ )و』
『それをやめろぉぉぉ』
とそんなやり取りをしていたら本の内容忘れちまったよ。やはり、澪は危険だな。
っと、本当にどこまで進めたっけ?
「なんかもういいや」
今日は読書を諦めることとする。もう、ムードがないから無理だ。それはともかく明日から体育祭の練習か…澪も気合入れてることだし俺も頑張るかな?
*
澪視点
てっちゃんとのラインを終え、スマホを机の上に置く。てっちゃんと話してると本題忘れがちなんだよねぇ。てっちゃんがからかわれやすいのが悪い! てっちゃんと話してると楽しすぎるんだよねぇ。
まぁ、それはそれとして…。
なんか、てっちゃん体育祭そんなに乗り気じゃなかったみたいだけど本当に大丈夫かな?
ウチの学校の体育祭結構賞金とかもでて、マジでやるらしいから下手に力抜いて、全力の人達と戦って怪我でもしなけりゃいいけど?
…毎年、来客数えぐいって説明会の時言ってたもんね。まぁ、とりあえず頑張りますか。
私は決意を固めるとランニングをしに行くのでした。
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第2部開幕!!!
第2部は体育祭をメインに描いていきます。
新キャラも登場するのでお楽しみに。そして、ユノとは一体何があったのか?
色々な事が起こる体育祭編…まぁ、とりあえず楽しんでいってくだされば作者としては嬉しい限りです。
あっ、あと第1部完結記念S Sあるんですが…載せた方がいいですかね?
そこまで興味ないようなら内容的には蛇足的な感じなので近況ノートに載せるだけにしますが…こっちでも、載せるべきか教えてくださると嬉しいです。
あっ、あとまた新作の短編(?)を始めました。
勇者と魔王はリモートお見合いで出会う〜神様スレも暴走してるらしいですよ?〜
https://kakuyomu.jp/works/16817139559038083822です。良かったら見に来てください。コメディは全力でコメディを。ラブ部分は全力で甘々を送る予定なので。
最後に少しでもいいなと思ってくださったら星と応援お願いします。
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