第12話 ラン活で、本当に高齢者にできることって、何だろう?孫以外の、恵まれないような子たちことも考えてあげられたら、ステキなのにな。

 社会には、ランドセルを買ってもらえなかったり、いろいろな理由で、ランドセルを用意できそうになかった子たちがいた。

 「リンネ先生?そういう子たちを、助けられますか?」

「マサキよ、任せておけ!」

 おばあちゃんは、強かった。

 改造されたその身体は、輝いていた。

 「…発進!」

 サイボーグとなっていたリンネおばあちゃんは、今日も、玄関から飛び立っていった!

 空を飛ぶその様子は、航空自衛隊も、真っ青だ。

 「見ず知らずの人が、小学生になる子たちに、ランドセルを贈る」

 その人って、リンネという、とあるサイボーグおばあちゃんだったのかもしれないね。

 日本は、スーパー高齢者の国だ。これが、少子化のリアルだろう。

 「今どきの若い奴らが、悪い」

 高齢者は、文句ばかり、言わないでよ。

 高齢者も、輝こうじゃないか!

 リンネおばあちゃんのように、玄関先から飛び立っていったら、どうですか?ランドセルを、恵まれない子たちに、配りにいってあげたらどうですか?

 高齢者の存在意義を、ランドセルに、見つけようよ!

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