映画『仮面の男』

1998年の映画です。何年前だよ。

当時二十代のレオナルド・ディカプリオ主演。

アレクサンドル・デュマの小説『三銃士』をベースにした歴史娯楽映画です。

鉄仮面伝説と三銃士です。うん、すごくいい。


ちなみに私は『三銃士』『ルイ14世』この辺りのワードがすごく好きです。

そのワードを並べただけで100点満点で50点加点。別に観た映画の採点とかしてませんけど。


で、『仮面の男』。いいね。いいよ。すごく好きな映画です。

だって三銃士だもん。三銃士、いいよね。


既に現役を退き、過去の英雄である三銃士、アラミス、アトス、ポルトス。はい、名前が並んだだけで既にカッコイイ。

そして、彼らの友である銃士隊長のダルタニアン。はい、カッコイイ。

とにかく四人のおじさまがカッコイイです。特にダルタニアンはヤバいですね。なんかもう、ヤバいです。(語彙力)


そしてこの映画、レオナルド・ディカプリオがね、すごくいい。特別ファンってわけではないけど、この映画の彼はすごい。器用、って思います。

もちろんその優れた容姿もね、いいですよ。画になるというか、本当に整った華やかな綺麗な顔してんな、すげーな、と思います。

ただそれよりも、国王であるルイ14世と、仮面男フィリップを一人二役で演じているのですが、これがね、台詞無しでもどっちなのか判るんです。それがすごいと思う。

フィリップがルイの恰好をしているとこも、ちゃんと『ルイの恰好をしているフィリップ』なんですよ。すごいね。


この映画は、当時一世を風靡した『タイタニック』でスターダムを駆け上がったディカプリオの、タイタニック直後の作品でもあります。

タイタニックで透明感のある鮮度抜群な好青年を演じていたレオ様の、世界が恋をしたと云わしめるその顔面を、存分に堪能できる作品となっております。しかも悪い顔も堪能できるんですよ。なにそれおいしい。


暴君ルイ14世は、もうほんとに悪い顔してます。尊大さが滲み出ておるわ。

一方、フィリップは朴訥とした好青年。ちょっとおどおどしてるとこが庇護欲をそそる可愛らしさ。

同じ人が演じてんだぜこれ。すごいね。


華やかな宮廷。伝説の銃士。その友情と、愛。

ダルタニアンが捧げる赤い薔薇とか、最高のロマンティックです。私が選ぶ最高に尊い赤い薔薇選手権でぶっちぎりの第一位です。二位? 知らんがな。


「One for all, All for one」

かの有名な台詞、あれもカッコイイ。

なんかもう、ほんと、全部いいんですよ、この映画。いいから観て。


衣装映画好きとしても、この映画は外せない一本となっております。

ルイ14世の衣装よ。あと銃士隊の衣装ね。すごくいい。

もうすごくいいしか言ってないな。


あ、三銃士ではありますが、ダルタニアンは現隊長ではあるものの、ほか三人とも現役引退したおじさんです。アクションは期待できません。そういうの楽しむ映画じゃないので。


三銃士アクションを期待するなら、『三銃士/王妃の首飾りとダ・ヴィンチの飛行船』いいと思います。

こちらはエンタメに振り切った作品ですね。ワイヤーアクションもあり。面白いです。好きです。あと衣装がすごくいい。マントが特にカッコイイ。あとマッツ・ミケルセンがすごくいい。眼帯の悪い剣豪役です。すごくいい。続編やって欲しい。

BBCのドラマ『マスケティアーズ/三銃士』もおすすめ。こっちのがやや硬派な出来栄えかな。あくまで上に比較してだけど。


そんな感じで、三銃士が好きなアナタも、レオナルド・ディカプリオが好きなアナタも、イケオジ好きなアナタも、衣装映画好き、歴史映画好き、なんか知らんけど古い映画観たいそこのアナタも、みんなにおすすめの『仮面の男』です。


みてね!!!!!!






どうでもいいけど「顔痒いときどうすんのかな、我慢すんのかな、つらいね」って観る度に思います。

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