第08話 異臭であれ無臭であれ
EPISODE:08
交通機関、公共施設をしれっと使用
スメルマンの自覚があった頃も「交通機関」や「飲食店」も普通に利用していた。
換気をしなければ完全に密室な「防長バス」
「ゴルゴンゾーラのパスタ」の件があると言っても、基本的には清潔を保ち続ける必要がある「イタリアンレストラン」。
両者を当たり前のように利用するスメルマンの心持ちとはいかに?
自分自身でも都合のいい解釈しか出来ていないし、基本、自分からは何ら「異臭」が漂って来ないものだから、強く責めようにも決定打に欠けてしまう。
多分、異臭騒ぎに成るから「防長バス」は使えないと思ったことは一度として無いし、「イタリアンレストラン」に関しても「自己臭」が店内を支配するから休所、又は退所する決定も下さなかった。
※イタリアンレストランは次の職場の関係で(=一般就労の就職が内定した)円満退所と言う形で卒業した。スーパーマーケットの加工部門(=品出し)だったけど「異臭」うんぬんを理由に仕事放棄した経験は無かった。
「車内のような密室OK」「飲食店のような空間OK」
一見NGだらけそうなアンチヒーローは、密閉された「防長バス」に乗り込んで、いわゆる聖域のように清潔な「イタリアンレストラン」に一路向かう。
COFFEE BREAK:
ボキャブラ天国で一躍有名になった、松本ハウスで活躍中のハウス加賀谷さんがNHK Eテレで語っていたことを参照して、今日も生きている。
彼も「自己臭」の被害者で、中学時代にクラスの女子が下敷きを団扇代わりにしていたのを見て「ボクのにおいを分散させようとしているううううう!」
精神病側にレバーON! してしまった。
紆余曲折あって、今は統合失調症の肩書を背負っていると聞いたが、僕も広義の統合失調症なので、彼に対する診断が間違っているようには思えない。
僕の主症状は「パニック障害」「自律神経失調症」「甲状腺機能亢進症→低下症」
無味無臭の空間で「くしゃみ」を一発。「異臭」の因果等皆無。
人生歩んで40年。もうこの方程式が狂う訳が無いだろう。
「異臭」であろうが「無臭」であろうが、僕は僕の道を行くんだ。
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