　先生

　こう言うと　誤解されるかもしれないんですけど

　俺　貴女の事　尊敬できません

　何故って

　俺　先生の事　愛してるから

　笑われるのは　もう承知しています

　だけど　ほかに言葉が　見付からなくて

　今　こうして伝える以外に方法がないから

　貴女にとって　俺は

　まだ　夢見る少年でしかないのかもしれない

　いや　きっと　そう思っている

　からかうつもりで言うんじゃないけど

　先生の考えてる事　俺には分かってしまう

　俺が凄いって言いたいんじゃないよ

　先生　裏表のなさ過ぎる女性だから

　気持ちが顔色とか仕種にすぐに出ちゃうんだよ

　ううん　いいんだ　今は

　俺の事　受け入れてくれだなんて言わないよ

　ごめんなさい　こんな口きいて

　ただ　最後に言わせて下さい

　いつか　俺　貴女の事受け止められる男になります

　だから　今日の事は憶えておいてほしいんです

　先生

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。（ログインが必要です）

新規登録で充実の読書を

マイページ: 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる; 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める; フォローしたユーザーの活動を追える
通知: 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴: 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい