あんぱん かじりながら

 あたしがこうやって


 あんたの方に手を伸ばしたりすると


 想いが空間を伝わる波紋みたいになって


 あんたの所まで届いたりすんのかな




 あんたはいつも黙ってるし


 何考えてんのか分かんない


 でも 言ってくれたらくれたで


 あたしも色々文句返すに決まってんだけど




 言葉って やっぱり誤解生むでしょう


 だから どうしても思っちゃう


 キスだけでお互いの想いが伝わればいいなって


 別にナニでも構わないんだけどさ




 こういう女 あんた嫌いそうだね

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る