第6話 ゲーム世界の構築中 魔法使い 魔法

最初 魔法の概念が理解出来なかった AIのエアリス

「ゲーム世界で使われる概念が難しい 理解出来ませんマスター」


「困ったねエアリス 魔法の概念はゲーム世界 

今回、構築される世界観での大事な要素だよ」レーヴ


「可能なら 見本があると良いのですけど

あるいは、それに近いもの」


「映画とかの?」「そうですね」


そこに部屋に入ってきた少年たちが笑い合う


あら? AIのエアリスは驚く 何故なら一人は肉体でなく エネルギー体

影が無い、現身の姿ではあるのだが


「ああ、俺の肉体はかなり前の時間で滅んでいる 幽体 幽霊だな」

黒髪の少年

「そうだな」よく似た顔立ちの長い黒髪の少年が微笑する。


「詳しい説明は後で・・アラシャ 見本を見せてやれ」


「ですね うふふ」アラシャ 前に来た黒猫耳の少年 


彼が何か小さく言葉を紡ぐと 手の中に水の塊が出現した 

それも宙に浮いていたのだった。


「お次は・・俺か」もう一人の幽霊?彼が何かを呟くと

左手には 魔法陣と呼ばれる文様に 赤く燃え上がる炎が一つ


「これが魔法 俺たちは本当の魔法使いだから」

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