第140話 短歌 

「一歳児よちよち歩くその姿近くで見たいと窓を叩く」


「窓越しに幼子を見た御婦人の喜び溢れ豪快な笑み」


「歩く子に我が子の姿重ねたか母性溢れる二人の老婆」


夫の面会に、一歳の孫を連れて行きました。

車から降りて孫と歩いていると、バンバンという音が聞こえてきます。


見ると施設に入所しているおばあちゃまが、一生懸命窓を叩いています。

孫の歩く姿を近くで見たいと、そんな風に言っている感じがしました。


そこで、孫をおばあちゃまの近くに連れて行きました。窓越しに「可愛い、可愛い」と言っているのが伝わってきます。


そうしているうちに、もう一人車いすのおばあちゃまもやって来て、二人で大喜び。

女性って、いくつになっても母性が失われることがないのでしょうね。


月猫散文ノート☆彡





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