第104話 「月と星と戦争と」
<どうか、月の船よ。今すぐ、あの人を運んで来て>
空を見上げ少女は祈る。
戦地に駆り出された恋人が、この月の船に乗って帰ってくれたらいいのにと……
<
空はこんなに美しいのに、なぜ俺はここにいるのか。君に会いたい。
兵士は恋人を想い、眠れぬ夜を過ごしている。
月猫散文ノート☆彡
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