第103話 「遺書」

我が家には「遺書」がある。

私が書いたものではない。


未だ、お焚き上げをすることができずにいた。

『そろそろ、お焚き上げしてもいいだろうか?』

そう思って「遺書」を書いた故人の顔を思い浮かべてみた。


まだ笑顔じゃない。(気がする)

お焚き上げするのは、もう少し先なのかもしれない。



月猫散文ノート☆彡



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