私は宇宙人である

Lmay

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「これでよしっ、と」


私は宇宙人である。

面倒くさがり屋の、あまのじゃくな宇宙人。

生まれた時は故郷の星にいたけれど色々あって今は地球に住んでいる。


『宇宙人ーひまー』

「今やることが終わったのでいいですよ。お相手になりましょう」

『いいのー?やったー』


今勝手に入ってきたのは、私の親友の香菜かな。少しギャルっぽい。

彼女なりの接し方で私と関わってくれる。


『今何やってたのよ?』

「物語を書いてました」

『へー、なんのー?SFー?みして?』

「いや、ホラーです。まだ終わっていないので見せません」

『えーみしてよー?つまんねえのー』


たまに、いや毎日、こうやって私のところに来てくれる。

やることがないのか、ひまひま言いながら。


「香菜もやることがあるのではないでしょうか?」

『んーないー。って、ないから来たの。それよりあたしの香水嗅いで?いい匂いするでしょうー?』

「あ、未来の匂いがしますね!明るい未来の匂い」

『はいィ?...ま宇宙人だからいいや』

「そうですね」

『お前が言うな』


そうやって生きている。というか、いる。はじまりはじまり~

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