僕と俺と私の冒険記

宇治抹茶ラテ

第0部〜僕のおじいちゃん〜

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僕はおじいちゃんが大好きだった。

おじいちゃんは片方しか腕がなくて、目も縦長で、顔や体にカピカピの皮みたいなのがいっぱいついてる。

みんなそんなおじいちゃんを怖いって言って仲良くしようとしないんだ。

それでも僕はおじいちゃんが大好きだった。

おじいちゃんは僕が遊びに行くとお菓子をくれたり、色んなところに連れて行ってくれたりした。

そんなおじいちゃんだけど、1番好きなところは話がすっごく面白いところ。

おじいちゃんが昔体験したことを話して来るんだけど、すっごいわくわくしていつか僕も冒険に出るっていっつも言ってた。

今日はどんな話をしてくれるんだろ?

今から楽しみでしたかないなぁ。


「おじいちゃーん!遊びに来たよー!」


今日も僕はおじいちゃん家にあそびに行く。

いつか僕も冒険に出るために――。

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