舞台は変わってここは地球の日本。

今、中学校に登校中の男子中学生がいる。

その男子の名は魅運　昇(みゆき　のぼる）。

中学校一年生になってまだ日が浅いせいか、迷子になっていた。

（どうしよう、また迷子になっちゃった。自宅の周りに中学校が５つもあるせいだろうなぁ…。）

携帯で地図を開き目的の中学校とは反対方向だと気づいて慌てて戻ろうとした瞬間、地面が光った。その光に戸惑っているうちに昇は飲み込まれてしまっていた。

－－－光が収まると辺りは見慣れない部屋だった。

目の前には玉座に座った女性がいる。

「あのすみません…ここは何処でしょうか？」

「おや？…まだわたしの姿を見て驚かないのか？」

その女性にそう言われてたので良く見ると女性の頭から角が生えている！

「驚いた顔を見るにやっとわたしの存在に気づいた様だな。ようこそ異世界から来た勇者よ、わたしはこの世界では魔王と呼ばれているものだ。…わたしに召喚されて悪いが、早速私の為に死んでくれないか？」

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