〈脳の杖〉
認知症予防に私がお勧めするのは「読み書き算盤」ならぬ「読み書き読み」という、新聞の三段活用法である。
一段目の「読み」は、紙面をペラペラめくりながら興味のある記事だけにする。
改めて新鮮な気持ちで繰り返すと、読み残しがなく新しい発見もある。
そして忘れないうち、パソコンにメモしておく。
二段目の「書き」は、時事ネタのメモを頼りに下書きをすることだ。
気の向いたときにパソコンで推敲を繰り返し、出来上がった原稿は必ず投稿する。
参加することに意義があるのは、オリンピックに限らない。
……とは言っても楽しみなのは「ひょっとして」とつぶやきながら自分の名前を探す三段目の「読み」だろう。
パソコンは私にとって〈脳の杖〉だから、もはや手放すことはできない。
モニターを見ながら両手の指を動かす作文は、爺医の脳にとってきっと良い刺激になっているはずだ。
これからも、認知症予防の効果を期待し、生存証明をかねて投稿を続けたいものである。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます