頭の中について
ニンニクゴキブリタルタルソースああああ
ごちゃごちゃとした思考が頭を渦巻いている。
意味のない言葉が、泡のように次から次へと浮かんでは消え、浮かんでは消え、さっきまで考えていたとこと一緒に消えていく。
小説を書こうとPC向き合って数時間が経った。
魚、猫、犬、ドラ息子、触ったらタイホー。
真っ白なワードのページに棒線だけが点滅を繰り返している。
書いている小説の冒頭が決まらない。書き出しをどうするか、それ以前問題だった。
社会のゴミ、カザマタカフミ。
思いつく言葉の一切合切が書きたい物とは別の無価値などこかで聞き覚えのあるフレーズばかりだ。
本当に嫌になる。
小説が書きたいと言いながら何も行動できない自分に吐き気がしていた。
いざ、書こうとすると考えがまとまらない。ただスクロールしていただけのツイッターやユーチューブの記憶がリフレインする。
どうしたら良いんだ?
だんだんと頭が鈍く重たくなっていく、どこかあいまいな感覚に頭痛と言っていいのか分からない。
それでも、僕を苛む要因の一つだ。
僕は頭はおかしい。
ガタンゴトン、ガタンゴトン、シュッシュットレーン、シュッシュトレイン。
コンドルアイドルレヴィオーサ。
どすこい三途の川承知の助。
マイクロソフトのサイクロンソフト。
パラボラアンテナ瞑想中。
これでは埒が明かない。
僕はPCをとじて横になった。
もう何度目だろう、僕は小説が書けない。
冷蔵庫の駆動音も床を伝う旋風機のモーター音も遠くの車の音も隣の家のテレビの音も何もかもがうるさくて、脳みそがかき混ぜられたように考えがまとまらない。
そこからに捻りだした言葉は、
「やっとこひょっとこブーンブン、穴あきパンツを広げる男スパイダーマッ!!」
例の効果音は頭の中でなっている。
声に出してみて思う。
俺はもうだめかもしれない。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます