ショタの主

バブみ道日丿宮組

お題:永遠の御曹司 制限時間:15分

 ショタは文字通り幼い少年のことを意味するのだが、私が仕える主は300年もの間姿を変えない。屋敷の外にでることもほとんどないので、世間から怪しまれるということは少ない。

 仕えてた執事に数回世間に暴露されることはあったもののそこまで広まるということはなかったのことだ。人間でない人間なんてものは存在しないというのが思考として理解されてるデータだ。主が姿を変えれることもあり、近づいてきたメディアから嘘として決定づけられたとかなんとか。

 ちなみに暴露した執事は主によって、捕食されたらしい。

 吸血鬼というか、食人鬼というべきか、そんな感想しかでてこない。

 何かあれば、食べられてしまう。その恐怖もあってか、だんだんと暴露するのはなくなったらしい。

 私はある程度落ち着いた頃に執事として中に入ったので、噂話のようなものでしか感じたことはない。

 御曹司は優しくて、暖かかった。

 自然と肉体関係に発展して、私は子どもを授かった。

 生まれてくるのは人間なのかと不安に思ってると、御曹司は生まれるこはすべて普通の子だといってくれた。なんでも200年前に作った子どもが私の祖先に当たるということだ。

 そう考えてみると、私に特別な力はないしそんなものが現れたという話は聞いたことがない。

 父親はいないということで育ててほしいと、家から離れることになった。

 かなりの額のお金をもらい、私は子育てを頑張った。

 その子どもは大学に行くために引っ越しをして、この街から離れてた。

 かつての主はどうなったものかと家に向かった。

 そこには依然として大きな屋敷があり、面会したいと告げるとすぐに用意してくれることになった。務めてた執事に面識はあるし、主にもあったから大丈夫だったのかもしれない。普通であれば、不可能だったに違いない

 20年ぶりに会った主は、やはりショタだった。

 たくさんの話をした。

 私と子どもがどう過ごしてきたかを何分、何十分にも渡って話をした。

 主はとても嬉しそうだった。

 私も嬉しくて、そのまままた性行為に発展した。

 それも変わらなかった。

 あの時の情熱が私の中で渦巻いた。

 やっぱりこの人は私の主なんだと思った。

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ショタの主 バブみ道日丿宮組 @hinomiyariri

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