第29話 回れ回れ。

自由からの逃走のエピグラフはタルムードからの 引用だが真意は?


商業資本主義は様々な微細な差異のニッシュを次々と開発し消費者を眩惑の泥沼へと誘う。


夢の中で街をうろついていると

見たことのあるような横小路が見え

そこへ曲がり進んでいくと

急に開けた大空見える場所に遭遇しそれも紅色に染まりつつの赤色砂漠で暫し見惚れていて、気が付き後ろに振り向くと、先程通過してきた町並みが消えて360度、ドックンドックンの赤砂漠。

段々と暗くなる、夜露を凌ぐものは無し。水は?フィッシュ&チップス?

この状況を静かな絶望と呼ぼう。

救いは?

肉体を消し去れば全ては解決するのか?

最後に心だけになれば、宇宙の果のはてまでも、

地獄でも天国でも煉獄でも自由自在。

その上、心の中のもう一つの心を消し去ることが可能になったら、あなたは涅槃そのもの。


「そう、私のミッション。

 オペレーションネーム、 マインカンプ。

 私のコードネーム、GOEL」。


「責任?

 宣言。此処に此のミッションの総責任は私こと

 ミヌイが全て負います。此れで良い?」。


「ポグロムもホロスコープも

カフル・カシムも

デイル・ヤシーンも

サブラー・シャティーラも

そして、私は血の償い人として

今此処に居るの」。




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