濡れ衣を着せられた咎人は幸せになりたい
ぷいぷい
プロローグ
私は最初の人生は男だった。
残念ながら私の兄弟達以外の人間には恵まれなかった
その中一人の女性がいた。私の荒んだ心を癒やしてくれた。
とても愛していた。
その中もう一人友人がいた。その一人は天使を愛してしまった。だがその天使は私に好意を抱いていた。
……その友人は私を憎んだ。彼は禁句を犯し私を咎人にした。ただ、それだけではなかった!
私の愛する人を殺したのだ!!
私は彼に言った。
「次の生で会ったときはお前も私と同じ目に合わせてやる!」
私は、精霊、エルフ、いろいろな人生を歩んできた。
けれど私の心は空っぽなままだった。いつしか天使や魔族、魔王、魔神にもなっていた。
そして最後の人生を過ごしていた時、最も人生が濃かった者たちの人格者がいた。そして皆恐らく最後の人生になるであろう時、次は誰なんだろうと、次は私達の記憶を持ったどのような人格者が来るのだろうと思っていた。そしたら一度目の人生の
『私』だった。
そしたら私の中に居る者たちは
『君にチャンスが来たんだ!』
『今度こそ君が幸せになる番だ』
口々に揃って言っていた。
ただ私は、もう疲れていた。ずっと奥底の深くで眠っていたかった。
ああ、なんてこの世と言うものは残酷なんだと。
私は赤ん坊隣生まれ変わっていた。私には兄二人がいた。
私は驚くほかなかった。だって魂が一度目の人生最も大切だった私の兄弟だったのだから。
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