第2話 幕は降ろされた
幕を閉じよう
新しい舞台のために
貴女と私だけの舞台の為に
太陽が肌を焼き付ける
真昼の太陽は容赦ないというのに
朝の風は透き通るように涼しく
新しい風が
新しい時間を運んで来る
まだ終わらない夏の舞台で
美しく踊る蝶のように
貴女が白い蝶のように舞う姿が
紅い木葉のドレスに変わる頃
やと秋が訪れる
焦げるように熱く燃えた心を
貴女は優しく冷やしてくれる
冬の星が冷たく光るように
真夏の透き通るように凍った水で
貴女は私の心を
優しく癒してくれる
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