奪い返すシオリ〜突然トーナメントが始まる時は終わりの気配

 妹がやってきた。ヤーヤーヤー。なんて言うと思ったか?馬鹿妹が!

 クソ妹を滅殺する為の準備をする。イオリの服を脱がし、準備していたコスチュームを着せる。

 

 私は知っている、カオリは大体死なないし、悪い奴らも大体友だちだ。だから今回は本氣を出させてもらう…

 

 案の定、後ろから原付きスクーターにニケツしたバカそうな女共がやってきた。

 まぁ、顔は見たことある奴らだが、脅すにこした事はない。 


「ダー!?イオリン!ごはんやでぇ!ワイのおにぎり食うタレやワレェ!」


 ペンぺぺ!ぺンぺぺ!ペペンペペン!


「シオリちゃーん!ウチも遊びに来たぜよ!」「ミーも、き、来たよー」


 私が妹を地獄に落す準備をしていると急にイオリが前に出てきた。


「アレ?カオリ?「イオリイイイ!見るなああああぁぁぁぁぁぁ!!!(ズボォッ!)」ムゴゴ………」


 私は半狂乱でイオリに鼻しか出ない黒いゴム状の全頭帽を被せた。

 私はクラスの奴らに言わせればアマビエ…カオリという疫病から守る川の戦士…ってなんだ?


 まぁ良いやどうでも…私は悪魔に魂を売った女…強く強く…

 まず、ご挨拶に中身入りの一斗缶を3階から落とす。中身はボンドだ。

 三階のベランダから全力でカオリの頭に一斗缶を落す。


『オラァ!イオリの使用済み縦笛だよバカオリがぁあああ!』


「あ!この声はシオリちゃんぜよ…え?」「ヒィィィ!?」「ウワアアア!?」


 騒ぐ友人の中、余裕の態度で中指を立てるクソ妹…


「負け犬ねえやんおめっとさーん、縦笛なんて最高やんけ【グシャッ】グァッ!!??」


 よし!まずは頭からボンド入り一斗缶がヒットした。アイツのクソバカ友人が悲鳴を上げているが関係無い。

 私は素早くイオリを拘束できるボンテージコスチュームを着せた…もちろん制服も持っていく。


「ムゴゴ…ムーゴ…ムゴゴゴ…」

「イオリ…私達の間に言葉は要らないの…ただ、感じて欲しい…信じて欲しい…付いてきて」


 私はイオリの手を引っ張り連れ出した。

 信じて欲しいなんて虫の良い事言っている…でも…それでも…強く強く!強く強く強く強く!


 階段を降りる途中で前が見えないイオリが階段から転げ落ちたが関係無い。

 私はイオリを連れて昇降口の前までやって来た…


「勝負だあああああああぁぁぉぉぁぁあ!!!!」


 ユラリと動く、ボンド塗れのカオリ…


「ねえやん…諦めーや?弱い奴程の、よー吠えるもんやぁ…それとな?やるなら…ボンドやなくてアロン@にすべきやったな、ほんま…なさけな(笑)」


 舐めてるわ…コイツ私を…


「妹はね!逆立ちしたって姉には勝てないのよ!」


「ねえやん、出した便、のまんとけよ?」


 キタねぇなコイツは…

 私はイオリが着ていたエナメル質なブリーフ、そして同じ素材のボンテージスーツをカオリの前に投げる。


「本気で来い…本気のタフマンレディで来いよ…」


「姉やん馬鹿やな、ホンマの馬鹿や…敵に塩どころか潮吹きする。猿も千ズルでホンマ…」


 意味不明な台詞と共にツインテールにした。

 そしてボンテージスーツを着込み…手にブリーフを持つ


「姉やん…イオリンの着とったもん装着したら…ワイは目覚めてしまうで…力やな…変身や!タフマンレでッ!?!?ッッッ!?!?」


 コレが最後のチャンス…私は力比べであればカオリに勝てる訳無い。

 人と自分の骨を両方折るような奴と普通に戦える訳無い。


 カオリは最後とばかりにエナメルブリーフを逆さにして頭から被り、目とツインテールだけ出す。

 ブリーフを首まで下げて首輪でロック更にボンテージスーツのネックパーツで閉めて取れないようにした…ばかが(笑)


 最後にブリーフ前開きを、開き鼻と口を出す予定が…開かないだろう。

 勝った!馬鹿を釣り上げた。

 そのブリーフはエナメル製…SM様の特別製!

 前開きの形だけしたフェイクなのだよ!?しかも先程のポンドで空気孔は完全に塞がれた!


 息が出来ず目を見開いて必死に存在しない前開きを開けようとする哀れ妹…


 更に追い打ち…ボンテージの金具で拘束する!

 

「ちょ…屠殺場エロ姉さんぶちギレまくりぜよ!?ミー!逃げるぜよ!スクーターおにぎりぜよ!」

「え?え?え?おにぎりって?」「良いから乗るぜよ!」


 馬鹿の友達は逃げようとする…哀れな妹よ…友はお前を見捨てて逃げてるぞ…


 馬鹿の友人達は何故か大きい女は座席に座り運転準備を、そして前の足を置くスペースにもう一人が立って乗り、完全に前が見えない状態でアクセル全開にした。


「わっわっわっ」「前が見えないぜよ!ウイリーぜよ!?」


 ぶおおおおおおおおおん!グシャッッッ!!


 ガシャーンッ!!!

「ヒィィィぜよ!」「イダイッ!」


「ッッッ!?ッッッ!!ッッッ!!!…………」

 ビクンビクンビクンビクンビクン


 馬鹿の友達はまさかの、両手を後ろに、膝を折った膝立ちブリッジ状態のカオリを股から顔にかけてスクーターで横断した後、転んだ…轢かれる瞬間、完全に怯えていた目は、顔を轢かれると同時に完全に白目になった。


 まさかの完全に予定外の追い打ち…流石に哀れだ…


 私は最後の?言葉を聞いてやる為に、鋏で口を開けてやった…


「イオリンの…すめ〜るの…ほうせき…ば…ガク」


 最後までイオリに殉じるとは恐ろしい女…


「イオリは…イオリは私のモノなの…貴女みたいなアナ【ズンッ】ッ!?♥アッ!?♥アナ!?♥はッ!?アッ♥」


 私は確かに立バックのようなポーズでカオリに跨り最後の言葉を聞いていたが、途中で腰にトラックが衝撃したような錯覚を覚え一瞬気を失った。

 

 次に意識が戻った時はカオリを跨った状態でまるでマウンティングする犬のように腰を前後に動かしていた…いや、動かされていた。


 まるでパワータイプの奴隷のようなイオリが…目が見えていないイオリが…私の腰を絶対逃げられない様に両手で掴み滅茶苦茶に腰を動かしていた。


 私の始めてが始まっていた。


 頭が真っ白に…唯一聞こえた音が…


『校内アマビエファッカーだ!おい!皆!アマビエが奴隷ファ◯クしてるぞ!?』

 


 

 


 



 


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