【恋の短文シリーズ】イオリとシオリ〜性癖が酷すぎて人生どうでも良くなった男と前世サキュバス認定されてから公序良俗絶対厳守女の二人が幼馴染で恋人だった場合
始まりのシオリ そんなに我慢出来ないならすれば良いじゃん!私だって陽キャでおカタイ女のフリはマジきつい
始まりのシオリ そんなに我慢出来ないならすれば良いじゃん!私だって陽キャでおカタイ女のフリはマジきつい
私の彼氏、イオリが話があると言うので来てみれば…突然別れを告げられた…いや別れを告げられるのは何度目だろ…
以前は短髪でバスケで活躍していた陽キャの彼… 今は髪と髭を伸ばしっぱなしでガリガリに見えるが実は細マッチョワイルドな私の彼氏、イオリ。
「なぁ、シオリ…別れよう…俺はお前を不幸にする…もっと酷くなる…このままじゃ…二人共駄目になってしまう…だから…」
そして事ある毎にブツクサ言い始める、この根暗、また始めたか…また寸止めサキュバスするつもりだな?この影のある男に私の心がキュンキュンである。
とにかくイオリが別れを言い出した時、とにかくごねる事だ。イオリは時折こうなる。大丈夫。そもそも2人とも駄目でOKなんだよ?OK!?
とにかく別れないためにはごねる…なぁに、かえって免疫力がついたら…困るな…
「いやだよ…私…別れないよ…そんなの分からない…なんでそんなこと言うの?いやだ…」
「何が…わからないんだ?」
「不幸って何?何で駄目になるの?分からない…分からないよ?」
「だって…俺は…お前は…」
いいなぁ♥始まったよ!俺はお前でお前は俺で?分からないなぁ…
あぁ昼の事かな?まぁ別に良いじゃんなぁ…イオリは細かいなぁ…
〜今日の昼〜
私は日課である陽キャグループの輪の横で頷いていた。なお、会話には参加していない。
しかし、間違いなくイオリがガン見している。私は以前、この陽キャグループにいたが、色々ありまして彼ら彼女らからは居ない事になっている。
イジメではない、ヤバい奴と思われるから関わらないようにされているのだ。
そもそも目を合わしてないから横で頷いているだけ。
ハハ、大いに結構!だって別に学校で話せる人なんてイオリ一人で結構!
その無視の原因の一つとしてサキュバス認定事件というのがある。
私が先輩で占い師をやっているという、ある意味頭に問題のある先輩に「前世はサキュバス!」と言われた。「アンタが大将!」みたいなニュアンスで。
知っているよ、サキュバス結構!私はエロい!本当は!
だけど私の魅力でイオリはメロメロな癖に「エッチは高校卒業してから」とか言うから…サキュバス我慢プレイという謎の状態になってしまった…
「どうしたのイオリ?♥大丈夫だよ♥サキュバス化してないから、安心して?♥」
だから触っても平気なんだよ?ほら触れ!
「いや…戻ったほうがいいぞ…俺と話してると…その…」
バァーンっ!!!とりあえず机を叩いた。テンションダダ上がり!
「サキュバス化してないって言ってるでしょっ!?♥ほらっ!!淫紋が出てないっ!…♥ハグッ!?ヤバッ!?♥」
ムラっと来た!♥これでスカートたくし上げたら馬鹿になる♥
だからスカートを下げたらもっと馬鹿になった♥ヤバい!汗止まらない!
「ほら…淫紋出てない♥アハ♥出てないでしょ?♥」
私は見逃さなかった…イオリが舌舐めずりをした…まるでナイフを舐めるかの如くこちらを見ながら舌なめずりを!♥腰がへコる!♥
「違う♥サキュバス化してないから!♥か、かかか、勘違いし!しな!♥しない!♥」
つづく…
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