【恋の短文シリーズ】イオリとシオリ〜性癖が酷すぎて人生どうでも良くなった男と前世サキュバス認定されてから公序良俗絶対厳守女の二人が幼馴染で恋人だった場合
始まりのイオリ このままじゃいかんな、まずは距離を取るか別れてみようか…やっぱ駄目かぁ
【恋の短文シリーズ】イオリとシオリ〜性癖が酷すぎて人生どうでも良くなった男と前世サキュバス認定されてから公序良俗絶対厳守女の二人が幼馴染で恋人だった場合
クマとシオマネキ
この男、頭が、おかしい
始まりのイオリ このままじゃいかんな、まずは距離を取るか別れてみようか…やっぱ駄目かぁ
「なぁ、シオリ…別れよう…俺はお前を不幸にする…もっと酷くなる…このままじゃ…二人共駄目になってしまう…だから…」
今、俺の部屋で別れを告げている相手は幼馴染のシオリ。
肩ぐらいまでのカーキ色のストレートの髪、大きなお金髪のお団子を頭のてっぺんに作る髪型でパッと目チューリップのようだ…そのチューリップと大きくまあるい瞳が小刻みに揺れている…
「いやだよ…私…別れないよ…そんなの分からない…なんでそんなこと言うの?いやだ…」
「何が…わからないんだ?」
「不幸って何?何で駄目になるの?分からない…分からないよ?」
「だって…俺は…お前は…」
俺は昼の出来事を思い出していた…学校であった事を…
〜今日の昼〜
俺は昼休み、教室で突っ伏していた。
そして目は彼女のシオリをガン見していた。
陽キャのグループの輪で何やら頷いているシオリ…楽しそうで何よりだ…俺の様な友達の少ない飯食い終わったらすぐ寝る様な男が…彼女の邪魔はしたくない…
だってそうだろう…俺は…
どうしても無口なシオリを声を聞きたい、体臭を気にするシオリの匂いを匂いたい、あわよくば汗をかきにくい体質の汗をペロペロしたい!
でも幼馴染に!彼女に!そんな事!陽キャと楽しそうに話している…学校で絶対駄目だ!…と強い意志で我慢していた。そしてそれは、いつもの事だ…
そう、俺は変態紳士。上記の内容は俺の欲望だ。
するとシオリは俺の目線に気付いたのかスタスタ、こちらに歩いてきた。
「どうしたのイオリ?♥大丈夫だよ♥サキュバス化してないから、安心して?♥」
何いってんだコイツ…良いから匂わせろよ…違う…
「いや…戻ったほうがいいぞ…俺と話してると…その…」
バァーンっ!!!
急に俺の机がシオリに、よって叩かれた。
「サキュバス化してないって言ってるでしょっ!?♥ほらっ!!淫紋が出てないっ!…♥ハグッ!?ヤバッ!?♥」
教室内でスカートをずり下げ下腹部を見せるシオリ…せめてスカートをめくれ…俺は教室で窓際とはいえ…クラスの皆に尻が…
「ほら…出てない♥アハ♥でてぃてにぇやい!?♥」
目がトロ~ンとして少し舌が出ている…
「ちらう♥サキュバス化してらいかりゃ!♥」
つづく
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