第17話犬
マー君が家に帰ると、バタバタ音がして見知らぬ犬が飛び付いてきた。
犬にペロペロ顔を舐められた。
「あー、マー君帰ってたの?」
「うん。何、この犬?」
ユーちゃんが、玄関に顔を出した。
「何か捨て犬みたいなの。連れて来ちゃった。」
「さすがユーちゃん。可愛いな。」
うん?という顔をユーちゃんはした。
「そのワンちゃんか、わたし?」
苦笑いしてマー君は両方と答えた。
久しぶりにホッとした。
スマホが、鳴った。
復讐ピエロからだった。
マー君は無視した。
「マー君!名前どうする?」
食事中にユーちゃんにマー君は聞かれた。
「うーん、モジャモジャしてるからモジャ男!」
「ふーん、じゃあ明日帰って来たら楽しみね。」
謹慎中なのでマー君は友達君と本当にパチンコをした。
家に帰ると細身な犬がマー君に飛び付いてきた。
「今日、友達のトリマーに頼んだの。モジャ子だよ。」
「モジャ子?」
「そう、女の子。」
そうか、モジャ子か。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます