最終話
晴臣side
「うわぁぁぁ!!」
あの光の後感染が消えた2人を連れて俺たち剣豪と秋の国の王様は急いで城へ向かう。しかし遅かった。2人以外は無傷だったが、
「王雅?起きて……起きてよ!!」
「茶々!!お願いだから起きてくれ!!」
2人は帰らぬ人になった。俺たちは膝から崩れ落ち涙が止まらなかった。
2人の葬式は2つの国で公にされた。2人を別々の桶に入れようとしたが、手を繋ぎながら、抱きしめあったままだったので2人1つの桶になった。俺たちは2人に花を落としていく。
「俺……どうすれば……」
俺たちは大切な人を失ってしまった。
「晴臣」
誰かが俺を呼んだ。すると2人の葬式の外れに向かうよう俺を呼んだ声がそう言った。
「おぎゃあ!!」
そこには赤ん坊がいた。置き手紙があり読むと
俺たちの子はお前に任せた。
王雅と茶々より
俺はその子を生涯大切に育てた。
最後に君が泣くから…… 明智 依毬 @moonlight52
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